7:私の個性を知った二人 ページ9
近くにいた私は軽く吹き飛ばされた。
すると、さっきまで降っていなかったはずの雨がポツポツと降り出す。
「右手一本で天気が変わっちまった!!!
すげえええええ、これが…オールマイト!!!」
その言葉にようやく実感が湧いた。
＿＿これがヒーロー…。
そうだ。一瞬でも爆豪くんを助けるのを拒んだ私にヒーローなんて、やっぱり無理なんだ。
この後散ったベトベトは回収され、無事警察に引き取られたみたい。
私達は、ヒーロー達に物凄く怒られた。
「君達が危険を冒す必要は全くなかったんだ!!」
『(個性のことを注意されないことをみると、個性の使用はバレてなさそう…かな？)』
逆に、爆豪くんは賞賛されていたのだけど…。
なによりも、誰も怪我とかしてなくてよかった。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
「な…何も…送ろうとしなくても…!!」
『なんか、一人でいたら何かに巻き込まれてそうで…』
「…一応中3の男子…なんだけど。」
そう会話しながら、出久くんの家に向かう。
「…個性、使えたんだね。」
出久くんがそっと私に聞いてきた。
『…ごめんね。今まで黙ってて。』
「いやいや!!そんなの全然!!
というかそれよりも…何で隠してたの？」
私の言葉に、出久くんはそう疑問を問いかけてきた。
今思えば、出久くんとは長い付き合いだ。
何で隠しているのかぐらい言っても、彼は私を拒まない…そんな気がする。
『＿＿それはね…私が』
「デク!!!」
全く、クソなタイミングで入ってくるな…
爆豪くん…。
「俺は…
てめェに救けを求めてなんかねえぞ……!救けられてもねえ!!あ!?なあ!?一人でやれたんだ!!
無個性の出来損ないが見下すんじゃねえぞ!!恩売ろうってか!?見下すなよ俺を!!
クソナードが!!」
「『(タフネス…!)』」
あ、なんか、出久くんと気持ちが合致した気がする。
ていうか、爆豪くん…。あそこで出久くんがいなかったら、君、死んでたぞ。
そんなこと思ってると、爆豪くんが、私のもとへドスドスと近づいてきた。
「てめェは来い。」
『ふぁ!?』
そのまま、襟首を掴まれ、ヒョイと持ち上げられる。
「かっちゃん!?え!?」
「うっせぇんだよ!!クソナードが!!」
『は、え、ちょ、出久くんんんﾝﾝﾝﾝーー…』
待って爆豪くん足超速い助けて誰か。←
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すこんぶ(プロフ) - コルシュさん» コメントありがとうございます!!気に入ってくださっているのですね!!嬉しいです!!これからもたくさんの萌えをプレゼントできるように頑張りますね!! (2018年3月29日 0時) (
レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
コルシュ(プロフ) - すごく気に入ってます。これからも頑張ってくださるとこっちもとても嬉しいです。どんどん萌えをください。 (2018年3月28日 18時) (レス) id: ed00f6a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます!!そう言って下さると嬉しいです!!どんどん萌えてって下さいな(( (2018年3月28日 3時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - この小説本当にファンです！かっちゃんかっこいいです！ハグするシーンで萌えました！！ (2018年3月27日 4時) (レス) id: e851a42e9b (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - みるくてぃさん» そーなんか!!あるあるやんな…!! (2018年3月22日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すこんぶ | 作成日時：2018年3月11日 22時
