1:なぜこうなった ページ3
＿＿わからなかった。
私が何故、雄英高校の試験会場の前にいるのか。
そして、もっとわからないのが…。
今、隣にいる彼、爆豪勝己こと爆豪くんが、一緒に入試にきていることである。
『一人で行けるのに。』
「うっせぇ。死ねクソが。」
相変わらず、朝から暴言かましてくるな。
「あと、付き合え。」
うーんと？暴言のあとのそれは、決まり文句かな？
もちろん、私の答えは…
『絶対、それ、口癖になってるでしょ。
…今回も断らせていただきます。』
「なってねーよ!!本心だクソ!!…ﾁｯ。」
そう言って舌打ちした爆豪くん。
…日常茶飯事になりつつあるこの異様な光景がはじまったのはいつからだろうか…
こうなった原因は…確か、一年前のあの日。
私の色んな意味でのスタートラインになったあの日だ。
私は、爆豪くんの横で、ボーッとあの日のことを思い出していた。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
約一年前、某日。
「えー、お前らも三年ということで本格的に将来を考えていく時期だ!!」
そう、先生が言った。
「今から進路希望のプリントを配るが、皆!!!
だいたいヒーロー科志望だよね」
その言葉とともに、個性を発動させるクラスメート達。
正直な所、将来とか進路とか興味ない私は、先生の話を流す程度に聞いていた。
だって、私は“無個性”だから。
つかの間、うるさい声が聞こえた。
「せんせえー「皆」とか一緒くたにすんなよ!」
幼なじみであった爆豪くんはそう言った。
…相変わらず、性格の悪さやみみっちさは変わらない。
…正直、幼なじみだが彼は苦手だ。
すぐ人を見下す癖のある爆豪くんからすれば、私は無個性だから、見下される対象になるのは当たり前。
そして、やはり、私は同じ幼なじみであり仲良い出久くんほどではないが、何度かバカにされていた。
…などと、考えていたら、先生が面倒なことをいってきた。
「そういや緑谷と空音も雄英志望だったな」
＊＊＊
設定の所には個性が書いてあるのに無個性なのには理由があります。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 849人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
すこんぶ(プロフ) - コルシュさん» コメントありがとうございます!!気に入ってくださっているのですね!!嬉しいです!!これからもたくさんの萌えをプレゼントできるように頑張りますね!! (2018年3月29日 0時) (
レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
コルシュ(プロフ) - すごく気に入ってます。これからも頑張ってくださるとこっちもとても嬉しいです。どんどん萌えをください。 (2018年3月28日 18時) (レス) id: ed00f6a4d7 (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - 苺デラックスさん» コメントありがとうございます!!そう言って下さると嬉しいです!!どんどん萌えてって下さいな(( (2018年3月28日 3時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
苺デラックス - この小説本当にファンです！かっちゃんかっこいいです！ハグするシーンで萌えました！！ (2018年3月27日 4時) (レス) id: e851a42e9b (このIDを非表示/違反報告)
すこんぶ(プロフ) - みるくてぃさん» そーなんか!!あるあるやんな…!! (2018年3月22日 0時) (レス) id: b7f0e1bf89 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：すこんぶ | 作成日時：2018年3月11日 22時
