続き ページ28
桐山side
朝から入った愛おしい人からのメッセージ。寝起きの頭ながらに携帯を開くと、SOSのメッセージだけが残されていた。
頭を急いで覚醒させ寝起き姿のまま、急いで家を飛び出した。
桐山「淳太君？！」
グループ全員、淳太君の合鍵を持っているので急いで扉を開けて入っていった。
やはり俺が一番乗りだったようで、不安に駆られていた淳太君が俺を見た瞬間に飛びついて来た。
桐山「どうしたん…？心配させないでや。」
緊張から解けた俺は淳太君を力一杯抱きしめた。
俺の胸にぐりぐりと頭を押し付けて震えている淳太君に、背中を優しくさすった。
中間「っ…、照史。っふ、ありがと。」
落ち着いたのだろう、優しく俺に笑みを見せた淳太君に、胸の寂しかを感じながらも俺も笑った。
メンバーも俺とみんな同じ反応をしながら家に上がって来た。もう落ち着いている淳太君に呆然とメンバーが見守る。
メンバー全員揃い、俺は一杯お茶を飲むと本題に切り出した。淳太君は諦めたかのように、ぽつりと呟いた。
中間「朝起きたら女の子になってたん。」
至って真剣に言っているのだろう。顔を見れば嘘じゃないと言うことがわかった。ただ、よっぽど疲れていたんだろう。だって、どっからどう見ても普通に男性の淳太君やもん。俺らが好きになった淳太君。好きな人の変化に気づかないほど落ちぶれではいない。
ただ、神ちゃんも疲れてたんやろうな。話が脱線したのは神ちゃんの一言だった。
ま、そっからはみんな読んだやんな？時間を進めるで。
結局口論をした俺たちに答えなどなく、まぁ、誰が胸を揉むかなんて碌な話やないんやけど。今は淳太君の話を信じることにした。
だってあの人頑固やろ？俺は女なんや！なんて叫んで暴れて。で、俺たちが渋々。
まぁ、女性でも男性でも淳太君は淳太君だから。俺たちのお姫様であることは変わらない。
いつか俺のお姫様になることを願ってんで。
30分後
中間「あ！なんか戻ってる！！見てや、ちゃんと男の子に戻ったで！」
ルンルンと俺たちに見せてきた姿は可愛かったが、
虹-黄「いや、女子になってんやん！！！！！！」
俺たちから見た淳太君は淳子ちゃんへと変わっていました。
もちろん、今度は淳太君が男性に戻ったと言って聞かなかったのでした。
いや、あまりに無防備すぎてハラハラしたわ！
end
あまりに長くなる予定ったので色々省いて強制エンド致しました。
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わか(プロフ) - bob_cute_さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです！ご期待に添えるかわかりませんが、後日談のエピソードを書かせていただきます！ (2021年3月5日 7時) (
レス) id: 9a62f9f41f (このIDを非表示/違反報告)
bob_cute_(プロフ) - 何気に「必要」のようなお話好きなんでまた書いて欲しいです。 (2021年3月4日 9時) (レス) id: 10fe3ed1ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：わか | 作成日時：2020年12月23日 20時
