正義2 オリジン ページ5
Aside
虚しくも私達はそこでお母さんとお父さんを呼ぶことすら出来なかった
「呼んだら危険です。殺されちゃう。」
冷静なお姉ちゃん
すると、オールマイトが気付いて近づいて来た
恐怖で体が固まる
「いい、此処は大人しく言うこと聞こうね」
そう言って軽く撫でてくれた
「少女達、大丈夫だ!もうヴィランは倒したぞ！」
私はつくづく此奴が嫌いだ
無神経にも程がある
しかもどっか行った
「君たち。御両親は？」
No.2ヒーローエンデヴァーが言う
「殺されました...」
お姉ちゃんは言った
でも、恨みではなく哀しみのこもった声で
演技だ
「そうか...」
「保護するか?」
何処からともなくオールマイトが戻ってきた
「取材陣はどうした。子供は任せろ」
「保護は大丈夫です。家の鍵ありますし、生活出来ますから」
「そうか。わかった」
「お助け頂き、ありがとうございました!」
ﾆｺｯと偽りの笑顔を貼り付けたお姉ちゃん
相当怒ってるな
「いやいや!お礼は不要だよ！それじゃあ！」
オールマイトうるさ(おい)
「失礼する」
エンデヴァーも去っていった
「帰ろっか！A!」
手をぎゅっと握ったお姉ちゃんは笑顔を繕ってるが、怒っていることが分かる
手を握る強さが尋常じゃない
ｺｸﾝと頷き、家に帰った
家にて
何が正義だ
何がヒーローだ
『お父さんはまだしも....』
お母さんは許せない
今は部屋に1人だ
お姉ちゃんはご飯を作りに行ってる
『ヒーローなんか....大嫌いだ!!』
ヒミコside
私達は怒ってます
ヒーローが嫌いです
お父さんを殺した
何も悪くないお母さんも
そして何より....
Aを悲しませた
許せない
私は実は聞いていたんです
全てを知っていたんです
お父さんとお母さんが話しているところを聞きました
「ヒミコはヴィランになって欲しいな」
「あの子達に決めさせましょうよ」
「そんな事言って、お前はAを隔離してるじゃないか」
「あの子は染めちゃ駄目なんです。純粋出なきゃ...」
「将来が見たいな...」
「急に何を言ってるんです？見るんですよ」
「....あぁ。何があるかわからないからな」
「ヒミコに...託しますか？」
「あぁ。彼奴に託す」
私が守らなくては行けないんです
お父さんの意志の為に
お母さんの願いの為に
そして何より、
大切なAの為に
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赤峰和華(プロフ) - 甘味さん» わぁぁぁ！ありがとうございます!!頑張ります！ (2018年9月30日 20時) (
レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
甘味 - 続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年9月30日 19時) (レス) id: 02d52b4d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤峰和華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時：2018年9月30日 2時
