勝己の家 ページ28
Aside
お姉ちゃんに連絡して、勝己の家に行く
今日は色々あり過ぎて疲れたんだろう。でも、本当に手を離したら消えちゃいそうで...
「....」
『勝己?』
少し、勝己の手に力が入る
「着いた」
泣くのを堪えるためかな？
ギュッと手を繋いだまま玄関を開けた
勝己side
「ただいま」
「おかえり(?)」
若干はてなが隠れてた気がするのは気にしない
「あれ?勝己、後ろの子は?」
「あぁ?....あぁこいつは」
『Aです!渡我A』
「あぁ!!」
なんか嫌な予感がするんだが....
「勝己と同着トップ成績だった子だよね?いや〜こんなに可愛い子だったとは...さぁ、入って入って〜」
『お邪魔します！』
「いや〜勝己の話に毎日出てくるのよ」
「ちょっ!!ババア!!」
最悪だ
「うっさいわね！」
『ふふっ』
「A?」
『あぁ、ごめんね勝己。なんか、仲良いなって、羨ましくなっちゃった』
そうか、こいつ....
「?Aちゃんの家族は」
「おいババア」
聞いてやるなよ
Aside
『あ、大丈夫だよ勝己。私の両親は幼い頃に亡くなってまして、今は姉と二人暮しなんです』
「そうだったの...私のこと、お母さんだと思って、頼ってくれていいからね！」
あぁ、なんていいお母さん
『いいんですか？』
「出来ることはあんまりないんだろうけど、心が楽になるんなら、頼りな!」
『はい!ありがとうございます！』
勝己にそっくりのお母さん。とってもいい人だな
「あ、今日泊まっていきなよ！暗いし、夜歩かせる訳には行かないからさ」
『え、でも...悪いですよ....』
「なーに、いいんだよそれぐらい」
『じゃあ、お言葉に甘えて』
「勝己、部屋連れて行ってあげな」
「あぁ」
『ありがとうございます』
勝己の部屋に行く
「で、話ってなんだ」
あ、やっぱり気になるよね
『うーんとね...』
勝己のベッドに腰掛けて言う
『私、今日勝己を止められなかっとことを後悔したの』
話がなかった訳じゃない
でも、本当は今日離れたくなかっただけだ
勝己side
『勝己が応答してくれなくて、完全に正気を失ってて...何もない暗がりで、ただ緑谷君だけを探してた...触れば、正気に戻せると思ったけど...まだ大丈夫かなって思っちゃって....もう少し早く止めたら、結果が変わってたかもって...』
A...そんなこと思ってたのか...
『もう何も失いたくないのに...手が届かなくて』
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赤峰和華(プロフ) - 甘味さん» わぁぁぁ！ありがとうございます!!頑張ります！ (2018年9月30日 20時) (
レス) id: 7df9df7e82 (このIDを非表示/違反報告)
甘味 - 続きが楽しみです！更新頑張ってください！ (2018年9月30日 19時) (レス) id: 02d52b4d87 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：赤峰和華 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/HQakaashirabu/
作成日時：2018年9月30日 2時
