彼らとの毎日５日目 【短編集】【Fischer's】

☆君はヒーロー いち【Masai】【なっちゃんジュースさんリクエスト作品】 ページ5

なっちゃんジュースさん！
リクエスト、ありがとうございます！！

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今日は、久しぶりに朝から事務所に出勤。


早起きしたから、眠たい。


ふぁと欠伸をしたら、


でっけぇ欠伸。と、隣のシルクがくすくす笑った。

そしたら、目の前に座ってたイヤフォンをした高校生と目が合って、逸らされる。


ちょっとぐらい、手で隠せばよかったと後悔。


仕方ない、立ったままだし、吊り革に利き手が持っていかれてたから。


なんて、心の中で言い訳しながら、

電車に揺られていた。



すると、


急に腕がぱっと掴まれる。

驚いてそちらを見ると、目が合ったスーツの女性は、


｢すみませんっ。｣


と言って、慌てて離した。

俺は、


｢いいえ、大丈夫ですよ。｣


と、微笑んで返したけれど、


その彼女は、明らかに目が潤んでいて、呼吸が浅い。

電車の揺れにも増して、ふらふらしているような感じがする。


体調悪そうだけど、大丈夫だろうか？


そう思いながらも、ジロジロ見ていてはいけないから、と目を窓の外に移した。


いつも通りの風景が流れる。


今日のミーティングも、きっと長いだろうな。

結構、控えてることあるし。

そういや、あの案件、そろそろ頭まとめとかなきゃな。


なんて考えていた。

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