彼らとの毎日５日目 【短編集】【Fischer's】

☆無理するなよ 4【Dama】 ページ24

それをお盆に乗せて、寝室の方に向かう。


コンコンと、扉をノックして、


｢ほーら、出来たぞ。｣


と、小さめに言いながら、そっと入っていく。



部屋の中には、規則的な呼吸音。



やっぱ、寝ちゃってるか。


ふぅと一息ついてから、

そっと近づいて、その寝顔を覗いてみる。


心臓が、きゅっとなった。


そしたら、付き合いたての頃とかも思い出して。


｢昔と、ぜんっぜん変わらねぇよな。｣


なんて、呟いた。


それから、ベッドの隣の小さなテーブルに、雑炊をお盆ごと置いて、

いそいそとラップを取ってくると、それにふわりとかける。


それから、熱の確認がてら、頭を撫でて、


｢ま、ダーマ様の特製だから、冷めても美味いだろ。｣


なんて、独り言。

それから、ちょっと熱が引いていることに安心する。


｢早く、治せよ。｣


小さく言ってから、部屋をあとにした。




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皆様、お久しぶりです…！
生きております、wakameです。

このお話は、私の愛する人への贈り物です。笑

皆様も、楽しんでいただけたら幸いです。


また、リクエスト作品の方も、

地道に執筆中でございます！

もう少々、お待ちください！

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