久々の二人 ページ46
「着きましたー。まぁ、無人島ですが。」
これはなんと運が悪い。
きっとここで次に来る船を待っても、それは恐らくモビーでしょうね。
「さてさて。どうしましょうか?」
ノ「ん??あれは…」
ト「Aさん?」
あら?この声はどこかで…
「ノシーさんとトリーさん?なぜここに?」
ノ「あ、やっぱり!!どうしたんですか?」
ト「また会えるとは思いませんでした!」
嬉しいなぁ!なんて言ってお花を咲かせています。
あんな目に合ったのに私に会えて嬉しいなんて…
本当に超超穏健派ですね。
「まぁ色々とありまして。あなた達は何をしているんですか?こんな無人島で。」
ノ「俺達はここで新しい武器の開発をしてるんですよ!」
「新しい武器?」
ト「はい!以前Aさんが渡してくれたあの小型爆弾!あれを改良してもっと実践向きにしてるんです!」
ノ「俺達、銃とかあんま使えないしな!」
「なるほど。それは素晴らしいですね。あなた達なら成し得るでしょうし。」
ノ/ト「「いやぁ〜嬉しいなぁ!」」
あらまぁ。マフィアには本当に向かない人種なんですよねぇ。
なんでマフィアなんてやってるんでしょう。
ノ「ところで、Aさんはどうしたんですか?色々って言ってましたが」
ト「俺達で力になれるならなりますよ!」
「そうですねぇ、では船を下さい。小型の物でいいです。」
ノ「??いいですけど任務ですか?」
「いいえ?家出です。」
ト「そうですか!家出で…家出?」
「はい。腹立つ事があってモビーから家出してきました。」
ノ/ト「「えぇぇぇぇぇ!!!!?」」
「うるっさ。殺しますよ?」
ノ「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
ト「でもなんで家出なんて!?きっと皆心配してますよ!?」
「いいんですよ。そんなの。私を出し抜こうとした事、後悔すればいい。」
全く腹立たしい限りです。
二人はあわわわと泡くってますが。
時間がないー
「船くれるなら早くして下さい?じゃないとブチ切れた白ひげ海賊団が乗り込んできて…戦闘になりますよ?」
ノ/ト「「ひょ、ひょええぇぇえ!!?直ぐに用意しますぅぅ!!!」」
これは…使えるカモですね。(ニヤリ)
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作者名:たまごやき | 作成日時:2022年6月14日 5時