White berry**15

危険な夜 ページ33

如月 side




如月(新井くん…)ﾄﾞｷ



新井(もう待てない……てか、待たない)ﾄﾞｻ



如月(やっ……ｯ!!)






気づけば、新井くんはみるみるうちに私の知らない顔をしていて押し倒されていた。






如月(新井くん…あかんよ……)



新井(今、言って)



如月(なにを…？)



新井(あの時の返事、Aちゃんが断るならこのまま、何もしないですぐに帰る。)



如月(…………………)



新井(いい…ってこと？)



如月(まだ…帰らんとって、ほしい………)









そう、返事をした瞬間


新井くんからのキスを受けた。








新井(ごめん……我慢できなくなるかも)



如月(………………

…………………………いいよ、)ｷﾞｭｯ










いつぶりか、
男の人から温かいものを感じたのは。



たぶん、きっと新井くんだから大丈夫。



これまでのことを忘れたい。
忘れさせて欲しい……。
そう思い、自分からも何度もせがった












それから、夜中わたし達はお互いを知った。

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