White berry**15

電話 ページ28

如月 side






如月(はい)



大倉(もしもし？)



如月(おはよ、どうしたん？)



大倉(いや…その…なんっ…今なにしてんの？)



如月(事務所で平ちゃんと仕事してる)



大倉(あっそか……ぁ、昼ごはんは何食べんの？)



如月(昼ごはん？…………見たよ。亮ちゃん大変だね大丈夫そうだった？)







大倉は用事も無いのに電話を掛けてきた。
きっとこのタイミングで掛けてくるってことは私を気にしてくれたんだろう。

唯一私が亮ちゃんの事を好きなのを知ってるから







大倉(見た…よな。亮ちゃんなら今朝あって話したけど大丈夫やと思うよ。)



如月(そっか、)



大倉(Aは？取材受けてたよな…)



如月(あーそうだったね、何か急に声掛けられてびっくりしたんだ！笑)



大倉(………)



如月(大倉？)



大倉(A大丈夫…？)



如月(え？私？私は全然大丈夫だよ！それより亮ちゃんが心配だったからさ)



大倉(今日迎えに行くから一緒に帰らん？)



如月(ぇぇ別にいいよ)



大倉(なんでーや)



如月(第一大倉今日何時終わり？)



大倉(20時…)



如月(私18時だもん。笑
そんなに待ってられない！)



大倉(えぇ)



如月(私なら大丈夫だって！平ちゃん居るし！もう取材は懲り懲りだからちゃんと車で帰るし心配しないで！笑)



大倉(でも、)



如月(だーかーらーしつこいな！仕事でしょ？頑張ってよ！じゃあバイバーイ)



大倉(ちょ、ぇまっt…)ﾌﾞﾁｯ









大倉はやっぱり心配してくれてた。
それも分かってる。もう人に迷惑なんて掛けられない








1人で悩むのは今日で辞めよう。








私は平ちゃんが言うように少し楽になった方がいいのかも知れない。

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