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辰哉side


病院の外に出て、駐車場へ。


車内は暖房が効いて、あったかい。


ラウールと一緒に後ろの席に並んで座る。





照「ラウ?大丈夫?」


今にも泣きだしそうな表情だけど、

とりあえず、頷く。


辰哉「朝早いから、そんなに道も混んでなさそうだね。」

照「大丈夫だと思う。ラウすぐ着くからね。」

シートベルトをして、エンジンをかける。

照「よし!行きますか。」











ラウールが運ばれてきた時はどうしようかと思っていたけど。





ちゃんと前に進んでる。





これからの家での生活に、不安がないわけではないけれど。





それでも隣にラウールがいる。


ちゃんといる。


その手を離さないように


しっかりと握りしめながら、


これからの生活に向けて、


僕らは動き出した。





第一章 終




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たくさんの評価とお気に入りありがとうございました。まだまだ続きます。



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作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月18日 23時

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