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辰哉side





それでも、毎日話しかける。








辰哉「ラウ?おはよ。」


ラウ「・・・・・・。」


辰哉「外ね、すごく寒いよ。」


ラウ「・・・・・・。」


まあ相変わらず、反応はないけどね。





毎日やってあげること。


手を握る。


ラウールの目線に合わせて、声をかける。





辰哉「ラウ?大丈夫だよ。」


ラウ「・・・・・・。」








朝の出勤前にラウールのところに寄って、また仕事が終わったら、病院に寄って帰るというのが最近の習慣になっていた。


その成果もあってなのか、


短時間だから大丈夫なのか、


俺がいる時に意識を飛ばすことはなくなった。


なんとなくだけど、俺を受け入れてくれているような・・・


そんな気がする。


気のせいかな?


辰哉「辰にい、お仕事してくるね。また夜に来るからね。」


ラウ「・・・・・・。」


辰哉「行ってきます。」


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作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月18日 23時

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