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辰哉side





辰哉「俺出るよ」


珍しい。


みんな携帯を持ってるから、家電はほとんど鳴らないんだけど・・・。


受話器を取る。


「こんばんは、夜分遅くにすみません。こちら警察署のものですが。あの、深澤さんのお宅でお間違えないですか?」



「はい・・・。そうですけど。警察ですか?」



テンパると聞き返してしまうのか。


警察というワードにみんなが一斉にこちらを向く。


亮平「警察ってやばくない?大介なんかしたの?」

大介「いや、するわけないじゃん。なんで俺?」

照「いや、一番怪しいのお前だよ。」

涼太「確かに(笑)。」



「しー」と指で黙るように指示を出す。


この声の感じ…

どうやらただ事じゃない予感。



警察は話を進める。






「突然すみません。あの…村上ラウールさんは弟さんでいらっしゃいますか?」

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作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月18日 23時

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