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辰哉side





注文を終え、しばらくすると、


エプロンを外した涼太が出てきた。



涼太「ちょっと休憩。一緒に食べよ。」


翔太「サボりかよ(笑)いいの?忙しいんじゃないの?」


涼太「だいぶ落ち着いたからスタッフに任せてきた。それよりなんかあった?」





図星。





さすが涼太。

察しが良いようで。








今日あった事を話し出す。


ラウールが目覚めて嬉しい気持ちも反面、これからどうなるんだろうという不安が押し寄せる。








大介「正直さ・・・、目が覚めたら普通に話せると思ってた。」


俺もだった。


翔太「あんな感じでどうする?どうやって支えるの?」





蓮・康二「・・・・・・。」





母さんの与えた傷は予想以上に深かった。


その傷を僕らで癒すことは果たしてできるのだろうか?


答えの出ない問い。








涼太「どんな姿であってもさ、ラウはラウだよ。」


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作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月18日 23時

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