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辰哉side



照「目覚めないね…。」


辰哉「そうだね。まあ寝坊助さんだからねラウは。」


蓮「・・・・・・」



お見舞いに行って、ラウールの姿を見た時は全員愕然とした。


そして同時に母さんに対しての怒りがまた強くなる瞬間だった。





蓮「ラウ・・・」


蓮はベッドの右側に腰かけて、ラウールの手を握る。


照「昔とさ・・・一緒だよな。」


ラウールの姿を見た時、
蓮は特にショックを受けた。

ラウールと一番年が近かったこともあるし、初めての弟でもある。


一番面倒を見てあげたのは他でもない蓮だった。


―――――――――――


ラウ「蓮にい!あのね!!」





ラウ「蓮にいと同じがいい!!」





ラウ「蓮にい〜!!待って!!」


―――――――――――


小さいラウールは蓮の左手を握って、歩いていた。


車にぶつからないように。


蓮の後ろにくっついて顔を出していたのをよく覚えている。

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作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月18日 23時

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