検索窓
今日:56 hit、昨日:65 hit、合計:641,184 hit

―19― ページ19

蓮side





17:00過ぎ…

日の沈む時間も早くなり、外はもう真っ暗。


辰にいがリビングのドアを開けると、

賑やかな声が一瞬にして止む。





蓮「おかえり。」


辰哉「みんな帰ってんの?めずらし。」


翔太「お前じゃん。早く帰って来いっていったの。」

辰哉「そうだった(笑)」


笑ってはいるけれど、何となく辰にいは真剣顔。

涼にいがご飯の準備をして、全員が席に着いた。


辰哉「今から話すこと、驚かずに聞いてほしい。」


照にいと目を合わせた。


辰哉「ラウがね、母さんから虐待を受けてたんだ・・・。」


涼太・蓮・康二「・・・・・」


翔太「やっぱりマジだったんだ。なに?ラウが言ってたの?」


照「俺らもさ、ラウと話ができると思ってたんだけど・・・。ラウは意識不明の重体。体はガリガリのボロボロ。とてもじゃないけどさ・・・見てらんなかった。」


そう言いながら照にいの目から涙があふれる。


普段絶対に泣かない照にい。

そう考えるとよっぽどのことだったんだと思う。


辰哉「離婚してから、二人で暮らしてたみたいなんだけど。おそらく、当初から暴力があったみたい。近所の人がさ、ベランダで子供が倒れてるのが見えるって通報したらしい。」

―20―→←―18―



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (415 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1479人がお気に入り
設定タグ:SnowMan , ラウール , 家族
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆり | 作成日時:2020年12月18日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。