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辰哉side
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そんなこんなでそのまま涼太と買い物をして、一緒に帰宅。
辰哉「なんか、綺麗だよ。今日の夕日。」
涼太「(笑)」
沈みそうになる夕日。
茜色からゆっくりと淡く、そして濃く・・・
上に向かって藍色のグラデーションになる空。
気が付いたら俺の心の声が漏れていた。
そんな俺を横目にクスクスと笑ってやがる。
辰哉「なんだよ(笑)。」
涼太「いや、夕日見て、きれいってそんな浸る、繊細なタイプじゃないじゃん。特に辰哉と康二と大介は(笑)。」
辰哉「おい(笑)。」
涼太「センチメンタルな気分なのね。お察ししま〜す(笑)。」
前言撤回。
やっぱり優しくないわ。
バカにしやがって(笑)
静かに沈みゆく夕日をバックに、
俺らは帰路につく。
この後起こることも知らずに。
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作者名:ゆり | 作成日時:2022年11月1日 0時