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蓮side
母「お母さんね、この家を出て行くことになったの。誰か一緒に来てくれる人いる?できれば・・・」
・
ラウ「ぼく、おかーさんといっしょにいく!!」
ラウールが張り切って手を挙げた。
みんなびっくりしたように、声を詰まらせる。
母「・・・・・・・。」
大介「いいの?お兄ちゃんたちと一緒に暮らせなくなっちゃうんだよ?」
ラウ「だいじょーぶ!!おかあさんといっしょにくらすの!!」
呆然としている母さん。
・
・
廊下で二人っきりになった時に、
母「蓮?」
呼び止められる。
母「蓮は?一緒に行かない?」
蓮「僕は・・・お母さんと一緒には行かない。」
行かないといった僕の言葉を聞き、
母さんは悲しそうな顔をしていた。
・
・
・
そのまま、何も知らないラウールが引き取られることになった。
ラウ「ばいばい!またね〜!」
大きく手を振るラウール。
これが、元気なラウールを見た最後の姿だった。
・
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作者名:ゆり | 作成日時:2021年1月4日 18時