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―100― ページ15

辰哉side





確かに・・・それは俺も思っていた。


母さんが離婚を切り出したあの日。


どこか違和感がある。


いきなり言い出したんだ。



―――――――――――





ラウ「ぼく、おかーさんといっしょにいく!!」


母「・・・・・・・。」


大介「いいの?お兄ちゃんたちと一緒に暮らせなくなっちゃうんだよ?」


ラウ「だいじょーぶ!!おかあさんといっしょにくらすの!!」





―――――――――――



甘えん坊でお兄ちゃんが大好きなラウールが家族と離れ離れになることに進んで手を挙げるなんて・・・。


正直驚いた。



だが、小学校1年生のラウールにとって母親の存在はやっぱり大きいわけで。



まあ、そんなこともあるのかな?



と疑いもしなかった。





翔太「誰かが仕向けたのかな?」


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作者名:ゆり | 作成日時:2021年1月4日 18時

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