Together (ページ31)

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リリーside

やっぱり、2.3日目が一番山なのか…
熱もあって、動いてないのに全身が激痛に襲われている

こういう時ってマイナスな思考しか働かん…
結局、Aに心配かけて、こんなに慰められてる始末だ…ホンマに情け無い…

A「将企、早く熱下げたいでしょ？打撲の酷いところ冷やせば少しは変わるかもしれないから保冷剤貰ってくるね、一瞬腕離してもらえる？」

あぁ、俺は無意識のうちにAの腕をしっかり掴んでた。

リリー「…っ、ご…めん、無意識やった、」

A「ん、どこの打撲が酷い？」

リリー「左肩…と、背中の左上と、腰の左側」

Aが手際良く患部にアイシングをしていく。

A「左側の怪我が酷いんだね…折れてる肋骨も左だったね、」

リリー「飛ばされた時…左側をぶつけたからな…っ…！」

A「あの、私が今こうやって生きてるのは昨日将企が命懸けで私を迎えに来てくれたからなんだよ？もし来てなかったら、私絶対に一人で外出る勇気無かったし、私の命の恩人だから、怪我して申し訳ないとか情け無いとか思わないでね！2人で協力しようって約束でしょ！…チュッ！」

リリー「…っ⁉」

A「…な、なんか…私も熱あるかも！」

自分からキスしといて1人で照れとるわ…笑
すぐ顔赤くなるもんな…

リリー「…」

A「なっなに⁉元気無いからと思ってやったのに！何とか言ったら⁉」

リリー「なぁ、また熱上がったかも知れん…Aのせい…やからな」

A「そんな、何も言い返せないけど、照れたんだ…笑」

リリー「好きな人に…キスされたら誰でも…っ照れるもんやろ、A、ありがとう…な」

A「うん！顔がまだ疲れてるよ、側にいるから休みな」

そう言われて、薬の副作用もあってか俺はまた眠りについた。