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「そういえば外で掃除してた子、心夢ちゃんなんですよね?今いくつ…?」



「20歳。大学 一年生」



「あっ、もう大学生なんだ!私がよく行ってた頃って心夢ちゃん、小学生ぐらいで、友達と一緒に本棚の間を走ってよく中本さんに叱られてたなぁ」



そっかあ…もうかれこれ8年近く前のことになるのか。



「そんなこともあったね…あの子はいつもドタバタしてるからねえ。だから今も一生懸命手伝ってくれてるけど、本とかすぐ落としたりして大変なんだよ」



中本さんが困ったというように顔を歪める。



「でも、そういう一生懸命やって失敗してるところとかも可愛いじゃないですか?」



「まあ、孫だし微笑ましい気持ちにもなるんだけど、さすがに売り物を傷つけられたらね…もう大学生なんだし、もうちょっと落ち着いてくれで良いんても良いんだけど…」



慌てて落とした本を拾い集めている心夢ちゃんを想像して、思わず笑っていると、



「キャアアーッ!」



『バサバサ、バサッ!!』



『ドン!』



店内から悲鳴が聞こえてきた後、大量の本が落ちる音がした。



中本さんの方を見るとため息をつきながら、呆れていた。



心夢ちゃん、早速落としたか…



中本さんと一緒に現場に行くと、倒れている心夢ちゃんと、大量の本がその周りに落ちていた。



「痛ったあー」



「心夢…また一気に運ぼうとするからこうなるんだよ」



「大丈夫!?」



「大丈夫です。よくやりますから。それより本、早く拾わないと!」



慌てて拾い始める心夢ちゃん。



私も拾うのを手伝う。



「ハア…これ曲がってるじゃないか」



「ごめん、おじいちゃ『キャアッ!』



今度は本を両手いっぱいに持ってたため、立つときにバランスを崩して転倒。



また手に持っていた本を全部ぶちまけた。



「おじいちゃん、ほんとごめんなさい!」



心夢ちゃんが真っ赤になりながら、頭を下げる。



中本さんはもう何も言う気にならなかったのか、無言で散乱している本の回収を再開した。



確かに中本さんと心夢ちゃんだけではやってけないだろうし、もうちょっと落ち着いてほしいという、中本さんの思いがよく分かる気がした。

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(プロフ) - 修学旅行ハプニングあったみたいですか、楽しめて良かったですね!!私も田舎に住んでるから、東京行ったら確実に迷子になっちゃう(笑)テストもお疲れ様でした! (2019年6月20日 22時) (レス) id: ff8c7fad23 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 雅さん» 受験生といってもまだ6月なんで、全然更新していけると思います!また、お話楽しく描いていきますね^_^ (2019年6月20日 22時) (レス) id: abcbda1e9b (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも読ませていただいてます!受験生大変ですよね。無理せず、暇なときに更新してくださいね。 (2019年6月3日 21時) (レス) id: ff8c7fad23 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 大丈夫ですかー(笑)でも楽しみながら読んでもらえてるようで、嬉しい限りです^_^ (2019年5月19日 13時) (レス) id: abcbda1e9b (このIDを非表示/違反報告)
あやかちん(プロフ) - やぁぁっちゃった///ふぅぁぁぁ!!((テンションおかしい (2019年5月19日 11時) (レス) id: 34fff6315e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:さら | 作成日時:2019年4月16日 21時

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