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「ただいまぁ」
お昼すぎ、玄関の戸を開けた。電車の中でどうやって登場しようかと考えていたが、普通にただいまと言って玄関から入るという、結論となった。
「お帰り、A」
「お姉ちゃん、久しぶり！」
お母さんと千尋が出迎えてくれた。
「お母さん、千尋、久しぶり。お父さんは？」
「お父さんは奥にいるよ。早く会ってきてあげて」
「そうだよお、お姉ちゃんの帰り、一番楽しみに待ってたんだから」
「うん」
背中を押されながら居間に向かって歩いて行く。扉を開けると、そこには相変わらずのお父さんいた。
「お父さん、ただいま」
「お帰り」
「もう、お父さん素っ気ないじゃない」
「そうだよ、お姉ちゃん帰って来て嬉しいでしょ？」
「いいよ、みんな全然変わってなくて、なんか安心した。荷物、置いてくるね」
昔私が使っていた部屋に旅行カバンやらなんやらを置いて、お土産を持って戻ってくる。
「はい、これ。お母さんが好きなお菓子」
まず、デパートの紙袋をお母さんに渡す。
「ありがとう！いつもAが帰ってくる次にお菓子が楽しみなの」
「よかった。お菓子に負けてなくて」
「はい、頼まれてたの、」
次に千尋に箱が入った袋を渡す。
すぐさまお礼も言わずに中身を開け、目を輝かせる。
「うわあ、ありがとう！これ、私が前、名古屋に買いに行った時、売り切れてたんだよ！」
中身は千尋が欲しかったけど手に入れられなかったブーツ。
写メと店名だけで探すの、結構苦労したんだからね。
「お父さんにはこれ、」
最後にお父さんに細長い箱を渡す。
「ん、ありがと、」
お父さんにはちょっと良い日本酒をプレゼント。お酒大好き川西さんに前、教えてもらったもの。
「ずいぶんと良い酒だな」
「お姉ちゃん、飲まないよね？こんなのどこで知ったの？」
「これね、お酒好きな知り合いに教えてもらったもの」
物珍しいかのように、霧の箱とビンを交互に見ている。
「ふーん…今夜飲もうよ」
「そうだな」
「じゃあ、お母さん、買い出し行ってくる！」
「私も行くよ」
「でもA、今帰って来たばかりじゃない」
「そんなの関係ないよ、たまにしか会えないから、ちょっとは親孝行したいじゃない」
「嬉しいこと言ってくれるわね。…じゃあ、お言葉に甘えて」
ということで、今帰ってきたばかりだが買い物をすべく、また外へ出た。
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雅(プロフ) - 修学旅行ハプニングあったみたいですか、楽しめて良かったですね！！私も田舎に住んでるから、東京行ったら確実に迷子になっちゃう(笑)テストもお疲れ様でした！ (2019年6月20日 22時) (
レス) id: ff8c7fad23 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 雅さん» 受験生といってもまだ６月なんで、全然更新していけると思います！また、お話楽しく描いていきますね^_^ (2019年6月20日 22時) (レス) id: abcbda1e9b (このIDを非表示/違反報告)
雅(プロフ) - いつも読ませていただいてます！受験生大変ですよね。無理せず、暇なときに更新してくださいね。 (2019年6月3日 21時) (レス) id: ff8c7fad23 (このIDを非表示/違反報告)
さら(プロフ) - 大丈夫ですかー（笑)でも楽しみながら読んでもらえてるようで、嬉しい限りです^_^ (2019年5月19日 13時) (レス) id: abcbda1e9b (このIDを非表示/違反報告)
あやかちん(プロフ) - やぁぁっちゃった///ふぅぁぁぁ！！((テンションおかしい (2019年5月19日 11時) (レス) id: 34fff6315e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：さら | 作成日時：2019年4月16日 21時
