ギュッとして！ ２

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お昼休憩の間に、真奈美に家で写真に撮っといた和牛さんのＤＶＤと髪飾りををＬＩＮＥで送った。



『ピコン♪』



速いな。



坂本真奈美えっ、これまだ発売されてないよね!?



おっ、さすが。



相楽A昨日川西さんに誕プレとして貰った。



坂本真奈美いいなぁ〜!



坂本真奈美髪飾りもオシャレ☆



坂本真奈美でも感謝してよね、私が川西さんに聞かれてAの誕生日教えたんだから



相楽Aありがとね。



「ただいまぁ〜！」



声のした方を見ると、心夢ちゃんが大学から帰ってきたとこだった。



「心夢ちゃんお帰り」



お出迎えする。



「Aさん、ただいまです…あっ！」



心夢ちゃんが片手を口に当てながらもう片方の手で私を指差す。



「髪結んでる！それにリボン可愛い！」



気づくの速いね。



「これね、誕生日プレゼントとして昨日貰ったの」



心夢ちゃんがハッとして目を見開く。



「昨日飲んでたんですよね！？その時に…？」



「うん」



「それにしても川西さん似のイケメン、センスいいですね。大人っぽいAさんによく似合ってる」



「そう…？」



褒められるとやっぱり嬉しい。



「ていうかAさん昨日誕生日だったんですか！？」



「うん、」



「言ってくださいよ！心夢からもお祝いしたかったのに！」



心夢ちゃんがほっぺたを膨らませている。



「ごめん、ごめん」



「遅れましたけど、お誕生日おめでとうございます！」



「ありがとう」



無垢な笑顔で笑ってる心夢ちゃんは、本当に可愛い。



「心夢、帰ってたのか」



「おじいちゃん！」



「早く奥で準備してきなさい。相楽さん、悪いけど頼んでた本が届いたから、中に入れといてくれないかな」



「はい、分かりました」



「え〜、今帰ってきたばっかりじゃん」



「つべこべ言わずに準備してきなさい」



中本さん、珍しく口調がいつもより強め。



「はーい…」



渋々頷いて、心夢ちゃんは自分の部屋に消えていった。



よし、昼からも仕事頑張ろ！



川西さんも頑張ってるんだから！



と張り切って頼んでた本が大量に入った段ボールを持ち上げようとしたが、一人では全然上がらなかった。



「心夢ちゃーん！早く来て！」

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