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偽物の本物 ページ49
？サイド。
いつから、彼の愛を感じられなくなったんだろう。
どんな時でも彼の心の中にはあの子がいて、私なんて目に入ってなかった。
・
・
・
ガチャｯ
？「あっ、おかえり、！！」
？「……ただいま。」
？「お風呂かご飯どっちにする？？」
？「……ごめん、寝る。」
？「、、そっか。」
このやり取りももう慣れたもの。
高校の時から付き合ってるだなんて誰も分かんないだろうね。
？「……一応、彼女。なんだけどなぁ、、。」
そんな私の声は彼には届かない。
ふと、この前居酒屋で言われたと言葉が蘇る。
【お前、いつか絶対バレるよ。】
知ってる。知ってるよ。私が風磨が探してる子じゃないことぐらい知ってる。
けど、本気で好きになっちゃったの。
渡したくない。
私の方が長い間、彼といるんだから。
もう……昔の思い出なんて、関係ないでしょう？
ねぇ、風磨。
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ゆりな - 面白くって、一気読みしました！菊地くんの描写がほんとーにきれいでした！ (2021年8月21日 0時) (
レス) id: 8d3b85f428 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：薔桜 | 作成日時：2021年7月27日 14時
