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dt
コンサート2日目が終わった。
凄く綺麗な景色を見せてくれたファンのみんなのためにあと2公演ひたすらに駆け抜けよう。
ラスト2公演に向けて、反省会に向かう。
iw「佐久間、脚冷やしながら参加して」
sk「あー！そうだ！忘れてたわ。氷水とバケツください」
佐久間の怪我は不安要素だったけど、それももう大丈夫。
スタッフ「反省点、変更点ありますか？」
iw「最後の、挨拶の音源をD.D.に出来ますか？しんみりよりも、俺らの決意をみせたいので、、、」
照を中心に話し合いが始まる。
みんながホワイトボードの方を向いて話しているんだけど、
dt「ふっか？どした？」
俺の隣のふっかは一言も喋らなくて、ずっと腕組みをして下を向いてる。
dt「話し合いしてるよ」
小声でふっかに話しかけるけど反応はなくて。
話し合いをしてるのにも関わらず、
静かに椅子から立ち上がったかと思えば、
机に手を置いてしゃがんでしまった。
dt「ふっか！」
俺の大きな声にみんなの視線がこちらに向く。
fk「、、だ、て、、きもち、わる」
覗いたふっかの顔色の悪さに驚きながら、
dt「ごめん、袋ある？ふっか吐きそう」
真っ白な顔でしゃがみ込むふっかの背中をさする。
ab「これ使って！！」
阿部が持ってきてくれた袋をふっかの口元にあてると、
我慢が切れたかのように戻し始める。
fk「、、、ｳｩｯｯｯｯｯｹﾞﾎｯ」
冷や汗を額に流しながら戻し続けるふっか。
ru「ふっかさん、、、」
心配そうに見つめるラウ。
ab「、、大丈夫だよふっか、ゆっくり」
俺の服を弱々しい力で掴むふっかの指先は
いつにもまして白い。
dt「落ち着いた？」
fk「、、う、、ん」
吐き切ったふっかはぐったりとしていて、
目眩が辛いのかずっと下を向いてる。
fk「ご、、めん、、」
ふっかの身体から力がぬける。
ab「おいふっか！！！」
iw「ふっか！！！」
気を失ってしまったふっかを心配してみんながザワザワと集まってくる。
dt「俺、医務室まで運ぶから。打ち合わせ進めてて」
そう。まだ2日の公演が残ってるんだ。
iw「、、、館さん頼んだ。終わったらすぐ医務室むかう」
話し合いは照に任せて気を失ったふっかを医務室に運ぶ。
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作者名：澪 | 作成日時：2021年11月25日 4時
