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nb
佐久間にふっか。心配の対象は2人いて。
俺はこういう時に率先して声かけることは出来ないから。
2人を見守っていたんだけど。
後半からふっかの様子がおかしくて、
最後の挨拶がおわり、コンサートの幕が閉まったら様子を見に行こうとしてたんだ。
nb「おい！ふっか？」
その瞬間にふっかの体がガクンと揺れてしゃがみこむ。
nb「ちょっと大丈夫！？」
真っ白な顔に冷や汗を流しながら、顔を下に向けている。
fk「、、気持ち悪、、、い、、、」
幕の向こう側にはお客さんがいるから、大きい声は出せなくて、
近くにいたダテさんに必死で”袋ほしい”というジェスチャーをする。
dt「おっけー持ってくるよ。翔太、衣装脱がせといて」
mm「俺、衣装脱がすの手伝います。」
動かすのは可哀想だけど、衣装を汚すのはまずいから目黒と2人で衣装脱がす。
俺とめめで衣装を脱がして、
ダテさんがもってきた袋を照が受け取る。
iw「ふっかー大丈夫？」
慣れた手つきで、照が口元に袋をもっていく。
fk「、、、ｳｯｫｫｫｪ」
荒々しい呼吸をしながら少量の嘔吐物が袋の中に入る。
スタッフ「大丈夫ですか？」
阿部ちゃんあたりが呼んでくれたのか。
担架をもったスタッフさんが来て、バトンタッチ。
機材も多いし、足場も不安定だから、ふっかを担架にのせて医務室に運んでもらった。
ーーーーーーfk
ライブ後半から視界が歪んでた。
でも、大切な時間なんだ。
俺のせいで迷惑をかけるわけにはいかないんだよ。
なんで今なんだよ。
なんで大舞台で緊張しちゃうんだろ。
そんな後悔したって今は虚しいだけだ。
スタッフ「深澤さん、大丈夫ですか？」
fk「すみません。迷惑かけて、、」
意識が揺らぐ担架の上で、また涙が溢れ出したとき。
ギュッ
iw「ふっか。つらいね。大丈夫だよ」
fk「、、、ひか、る？」
運ばれてる途中、照が俺の手を握る。
みんな着替えに向かったと思ったのに。
こいつ、ずるいわ。恥ずいじゃんか。
なんて返せば面白くなるかなぁ。なんて頭では考えるんだけど。
気持ち悪さが勝って何にも返せなくて。
照は、
そんな俺の心をまるで見透かしてるかのように、
iw「たまには、俺らに甘えていいからさ。」
なんて、優しい言葉をかけ続けるから、
安堵の涙が止まらなかった。
▶︎最年長の涙2 FIN
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作者名：澪 | 作成日時：2021年11月25日 4時
