186話、これは、夢ですなっ! ページ40
「──あぁ、その件なら書類を送ってくれ……そうだ、あとは此方で確認する……信用だと?…誰にものを喋ってるつもりだ?……分かったのならさっさと必要なものを送れ」
煉獄さんの声が聞こえる
夢か…?
めっちゃ、キレてる
これは、夢だな…っ!!
いや、確か今日はみんなでバーベキューするって言って
バーベキュー……土曜日………
「不滅のやいぶぁあっ!!?〜〜ッ!!」
「! 起きたか…無理に動かない方がいいぞ?」
「テレビを…ッ!!てか今、何時ッ!!?」
「ん?まだ19時半を過ぎた頃だな!」
「ほっ、なんだ……」
「安心したのなら戻るぞ」
不滅の刃二期の放送時間に寝坊したかと思い慌てて起き上がりテレビに駆け付けようにも思い通りに動かない身体にその場に崩れ落ちたが、んなの関係ねぇ!
私は、私の責務を全うするんだッ!!!
震える小鹿の如く腕を伸ばし、少しずつ進もうとした矢先に若干呆れ顔の煉獄さんが私の行く手を阻んだ
煉獄さんから時間を聞き、全然余裕なことに安心した
極自然に横抱きにされ、定位置のようにベッドに戻された
ちょこーんっ
あ、れ?
なんで私、此処にいるんだっけ??
バスローブもきちんと身に付けてるし……
どうやら記憶がぶっ飛んじまったららしいぜ!!はっはっはーっ!!
もしかしたらアレは夢かもしれないなっ!!
腰がかなり痛いけどなッ!!!?
ギシッ
「喉が渇いただろう?水を飲むといい」
「ぁ、ありがとうござ─…ぁー」
「ん?」
「……いぇ、」
煉獄さんから水の入ったペットボトルを受け取ろうとした瞬間、少し触れ合った指先で全て思い出した
結局、この人に流されたんだった
絶対に嫌なことはしないと約束されましたけど〜!
まぁ、嫌ではなかったと口が裂けても言いたくないから黙ってるけど〜
それでも文句は言いたいですがね〜?
水を飲みながら視線を隣に座る煉獄さん、に向ければ楽しそうに微笑み返された
何が可笑しい?
「無理をさせてしまって本当にすまなかった…っ」
「……謝るならもう少し頭を下げてください!」
「む、むっ…こうか?」
「もう少し」
215人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
棗(プロフ) - クロさん» そんな!?勿体ないお言葉…ッ!凄く嬉しいです!これから…だなんて、えへへ〜っ!すみません。ご期待に応えれる作品であれば幸いなのですが、これからもヲタクライフ強火で書ければ…!っと思っておりますので、少しでも楽しんで貰えるよう頑張ります! (2021年12月7日 0時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - ナキサさん» ナキサさんっ!!ありがとうございますっ!ナキサさんにそう言って貰えると嬉しいです!!応援もありがとうございますっ!日々、頑張っていきますっ! (2021年12月7日 0時) (レス) @page46 id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
クロ(プロフ) - 私のお気に入りの作品の中で、一番好きな作品です。棗様、いつも楽しいお話をありがとうございます!若様とヲタクな夢主ちゃんのこれからを想像しながら毎日更新されるのを楽しみにしています。これからも頑張ってください! (2021年12月6日 8時) (レス) @page39 id: 6871d01b79 (このIDを非表示/違反報告)
ナキサ(プロフ) - イケメンな若様、最高ですね〜!夢主ちゃんとの関係値が好きです。応援してます! (2021年12月6日 1時) (レス) @page39 id: 9d3d6315a8 (このIDを非表示/違反報告)
棗(プロフ) - 梅好きさん» 梅好きさん嬉しい言葉をありがとうございます!優しい世界に泣きそうです!とりあえず、ティッシュをどうぞ…!とても恥ずかしい気持ちで一杯なのですが、そう言って貰えると本当に励みになります!これからも頑張りますで引き続きティッシュ片手に宜しくお願いします! (2021年12月4日 6時) (レス) id: f6f7f83bec (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:棗 | 作成日時:2021年11月28日 1時