組織のNo.2は最推しに瓜２つだった件について４

１７０話、お手伝い ページ24

ｷﾞｼｯｷﾞｼｯと揺れるスプリングの音と、粘着質と擦れる音
煉獄さんの熱気に当てられない方が無理があるって話で──


「……っ、煉獄さん」
「…っ！もう少しで終わるから待っててく─…」
「私がこのまま腰を下ろしたら…ダメですか？」
「！ ふ…っ、とんだ小悪魔だな……嫌じゃなかったのか？」
「最後まではイヤだけど……今日のお詫びって事で少しぐらいは……その、っお手伝いを……うぅっ//」


そっと耳打ちした言葉に段々と顔に熱が集まる
自分から言っておいて逃げたくなった
しかし、この体勢にも限界がくる
それに、あんなに好きだと言われたら気分も高まる
そんなチョロい自分に殴りたくなった




「では、可愛いお手伝いさんにでもお願いしようか！」



















「み、見ちゃダメですよ！！本当にッ！！目、ちゃんと閉じてますか！？」
「むっ！信用されていないな！」
「だって、恥ずかしいから…っ！って…目を閉じなきゃお手伝いしませんよッ！！」
「よも─…モゴッ！」


散々、注意喚起をしても信用は出来ない
枕を煉獄さんの顔面目掛けて押し付けることにした
これなら見れまいッ！！
自分で言っておいて後悔ばかりしかないが、やると言ってしまった以上はやるしかない


「枕…っズラしたら１ヶ月…口も訊かないし、LINEも無視しますから！！」
「モゴモゴッ！？」
「ふっ…、」


何を言ってるのか分からないけど、伝わるから面白い
煉獄さんの信頼を信じて枕を煉獄さんに握らせ、ゆっくりと私は煉獄さんから離れた
今、枕をズラされたら丸裸も同然
見れないことは百も承知だが、やはり恥ずかしいモノは恥ずかしかった
少し咳払いをして身体を少しだけ下の方へズラした
数センチの所で寸止めすればピクピクと動く男根にゴクリと唾液を飲み込んだ

漫画では何度だって見てきたが、やはり……デカい？
他とか見たことないが知らんが──
いや、あのキャラだって負けてないぞ！
攻めの力で受けを骨抜きに──


「……ンンッ！！」
「んッ！……ぁ、ごめんなさい…今しますね！」


つい、２次元脳になってしまい煉獄さんの今の状況から現実逃避してしまった
声にならない声で抗議された瞬間、動かされた煉獄さんの腰に思わず声が漏れ、一瞬煉獄さんの動きが止まった気がしたが流石にこれ以上焦らすと後で仕返しが怖いので大人しくお手伝いをしてやろうか

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