190話 ページ41
ホークスside
俺はAちゃんに最前線動員命令が出ていることを聞きつけた
4ヶ月後に始まる敵との最終決戦にAちゃんも参加させられてしまう
それだけはどうしても避けたかった
ツキアカリとミカエラが亡くなってからついこの間までAちゃんのことなんて忘れていた俺がこんなことを言うのは間違っている
そんなことは分かっているけど俺はツキアカリの変わりに彼女を守りたかった
羽があるのに飛べないAちゃんを見て俺は安心していた
飛べる奴は飛んだほうがいい
そう思っていたがAちゃんは別だ
彼女は生まれてきた時から政府に目をつけられていた
両親の個性を完璧に引き継いだAちゃんを政府は利用しようと計算していたのだ
それに気付いたツキアカリ達は必死に彼女を守った
生まれながら才能とセンスを持ち合わせてしまったAちゃんは脅威の速さで成長を遂げた
2人が真剣に技術を指導するとあっという間に実力を身につけて更に政府に目をつけられてしまう
それを恐れた2人はわざとAちゃんを指導しなかった
俺がインターン研修でツキアカリ事務所にお世話になった時2人はこっそり教えてくれた
だけど彼女を守っていた2人が亡くなって気が付いた頃にはこんなに強くなってしまっていた
ニュースに度々登場するようになりヒーローランキングにまで乗ってしまった
16歳にして2桁にランクインするだなんて前代未聞だ
故に政府に…そして公安にAちゃんは見つかってしまった
ミルコも何となく公安の動きに気付いたようでAちゃんが危険な目に会わないように必死になっている
だからクリスマスという日付を利用して彼女にそれを伝えて止めようとした
Aちゃんの好きなカランコエの花束を持って行けば嬉しそうに笑う彼女を見てやっぱり守らなきゃいけないと思った
「ホークスは内通者じゃないよね？」
「え？」
良くも悪くも賢い彼女はもうすぐそこまで真実に迫ってきている
俺が敵に近付いていることも察している
何か確証を持って聞いてきているのだろう
「ホークスは敵なんかじゃないよね
ねぇ何か理由があるんでしょ？だから…」
Aちゃんの声は酷く震えていた
すっかり俺の事なんて忘れているかと思っていたけどちゃんと覚えていてくれたようだ
答えてあげたいけど俺の羽には盗聴器が仕掛けられているからできない
Aちゃんを残して俺はその場を去った
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あまね(プロフ) - かっちゃん‼️尊いな！ (11月20日 3時) (
レス) @page45 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
わかめし - 笑えない君も見てきました！すごく儚くて泣きながら読みました。こっちの拝啓シリーズはもう終わってしまったのですか？続いてくれるのを待ってます！毎日見るので！白昼夢や新しい作品も頑張ってください！ (2020年4月15日 18時) (レス) id: 7ee9cc8e34 (このIDを非表示/違反報告)
とわ(プロフ) - すごくおもしろいです！ (2020年3月6日 22時) (レス) id: 0c51310dc0 (このIDを非表示/違反報告)
三毛猫 - お疲れ様ですもう原作に追いつきますか('()')早い。見ててワクワクして楽しかったです!無料で読めるなんて作者さんに感謝です(占ツクを作ったh((((まぁいいか)これからも頑張ってください。私も勉強とか習い事がんばります。長々すみません！ (2020年2月27日 20時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 更新お疲れ様です〜！派閥5人組の絡みも好きですし、地味に仲のいい障子君との絡みも好きでした。AnotherStoryも楽しみです…！話に出てくる作者様のオリジナルキャラが増えそうな予感…？覚えられなさそうですが、楽しく読ませていただきます！ (2020年2月26日 22時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月22日 18時
