95話 ページ47
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控え室に戻って目良さんという偉い人の話を聞いた後 合格者の名前がモニターに映された
「… 月躬弖あった」
私の苗字は珍しくて一人しかいないからすぐに見つけられた
皆も自分の名前を確認できたようで嬉しそうな顔をしている
けれど我らが雄英高校は若干二名の名前がモニターに映っていない
「うわーやらかしたね爆豪くん」
「うっせぇなあ！！！！」
爆豪くんとは試験中に一度も会ってないけど落ちた理由は言わずもがなで分かる
どうせこの最悪な態度が原因なのだろう
「暴言改めよ？な？」
「黙ってろ殺すぞ」
切島くんが爆豪くんに諭していると全員の手元に得点やらコメントやらが記載されたプリントが配られた
「…まーじか」
正直 自分の得点に心臓を吐くかと思った
試験終了後にギャングオルカから好評してもらえたので合格はしているだろうと予想していたけれど
「月躬弖100点ってマジかよ！！！！」
「は！？100点だと！？！？」
まさかの満点合格してしまったのである
試験前に夜嵐イナサをあんなに挑発してしまったのでトップ通過しなきゃ恥ずかしいと思って頑張ったのは事実だけど100点を取れると思わなかった
皆が自分事のように喜んでくれるものだから思わず笑ってしまう
けれどそんな私をよく思わない人だっている
「雄英のアイツ 満点合格だって…」
「あぁあれだろ 元プロヒーローの娘」
「試験中の不死鳥が高得点の理由らしいけどあれだって親の受け売りだろう？」
「どうせコネで満点合格したんだよ」
という風に他校の生徒が私の陰口をわざわざ聞こえるように言っている
私以上に皆怒っているようで爆豪くんに至っては手のひらで爆発を起こしている
不合格の爆豪くんにここで更に問題を起こされると困るので彼を抑える
まあ言われているのは私なので自分でちゃんと言い返しに行こう
私の陰口をいう4人の前に立つとニヤリと嫌な笑顔を見せてきたので私も笑顔で答えた
「初めまして負け犬の皆さん！
そういう陰口言うのって情けないからやめた方がいいですよ？
というより根本的にヒーローになるの諦めた方がいいんじゃないですか？」
顎に指をあててあざとい仕草をしながら笑顔で睨みつければ4人は｢ヒッ…！｣とみっともない声を漏らして逃げていった
そんな私を見て切島くん達がワタワタしていることに気付かないフリをして私はバスに乗り込んだ
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ここね(プロフ) - めっちゃよくできてる話ですね！すごく感動するし、夢主ちゃん強くて好きです！笑 (2020年2月24日 1時) (
レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» すっかり忘れていました汗 ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 続編あったのですね！前作とリンクは繋げないのですかっ サクサクと読めつつ主ちゃんの活躍が多いのが良いです！更新頑張ってください！ (2020年2月16日 15時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - まんとひひ。さん» ありがとうございます！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
まんとひひ。(プロフ) - ばぐさん» いえいえ！応援しております！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 102958615f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月12日 21時
