75話 ページ26
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オールマイト達が助けに来てくれたと安心したのにどうしてこうなった…
突如 体の内側からヘドロのような闇のよう物が溢れ出て私と爆豪くんを包んだと思ったらどこだか分からない場所に移動していた
そして誰だ分からない人に話しかけられているこの状態はカオスだ
爆豪くんが私を守るように前に立ってくれる
私に｢違う｣と言わせないかのように物凄い圧と恐怖を与える声で話しかけられる
こいつがオール・フォー・ワンだ
『今になって君をヒーロー達が必死になって探している理由が分かるかい？
君が1番助けてほしい時は皆見て見ぬふりをしたのに…』
優しく口調だけど全く優しくない
私の頬を冷や汗が伝った
『それは君が有益な人間だと思ったからだよ
救うに値する人間だと判断されたからこんなに探しているんだ
そうやって価値のある人間かどうかでヒーローは物事を決めているんだ』
私に諭すように語りかける彼は私に手を差し伸べてくる
手を取れという意味だろう
「それは違う」
震えた声で彼の言葉を否定した
今すぐにでも殺されてしまうのではないかと思ったけど言われっぱなしは嫌だったんだ
『何が違うと言うんだい？』
私の言葉にイラつく素振りさえも見せない
随分余裕があるようだ
「私が助けを求めなかったから誰も助けてくれなかった
私が差し伸べられた手を取らなかったから私は1人になった
悪かったのは私であってヒーローじゃない」
『はぁ… 可哀想な子供だ
助けを求めなければ助けてもらえない社会なんておかしいだろう？
君は社会を壊す資格があるんだ
さぁ月躬弖さん 僕達と共に歩もう』
私が手を取らないことに少し苛立っているようで少しずつ近づいてくるオール・フォー・ワン
言い返すことが出来ても体は硬直して動かすことが出来ない
爆豪くんが私を渡さないように抱きしめてくれるけど抱き返すこと出来ない
＿＿＿＿もう私は死ぬのかもしれない
そう思った時 平和の象徴が現れた
「5年前と同じ過ちはしない爆豪少年と月躬弖少女を助ける！！オール・フォー・ワン！」
オールマイトだ
彼の登場に安心して力が抜ける
「おい！大丈夫か！？」
「だ、大丈夫…」
力が抜けてブランと落ちた私の腕をみて爆豪くんが心配してくれた
本当に力が抜けただけだから大丈夫だと伝えると爆豪くんに手を引かれてその場から逃げるように走り出した
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ここね(プロフ) - めっちゃよくできてる話ですね！すごく感動するし、夢主ちゃん強くて好きです！笑 (2020年2月24日 1時) (
レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» すっかり忘れていました汗 ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 続編あったのですね！前作とリンクは繋げないのですかっ サクサクと読めつつ主ちゃんの活躍が多いのが良いです！更新頑張ってください！ (2020年2月16日 15時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - まんとひひ。さん» ありがとうございます！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
まんとひひ。(プロフ) - ばぐさん» いえいえ！応援しております！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 102958615f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月12日 21時
