73話 ページ24
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「体育祭見た時から思ってたんだよ
お前って本当は笑ってねぇだろ？」
「…何が言いたいの」
腹が立って声が震える
ボス男は手を広げて｢だってそうだろ｣とでも言いたそうなジェスチャーをする
「他の奴らはガキ相応な屈託のない笑い方してんのにお前だけおかしいんだよ！
まるで作り物みたいな笑い方だよ！！
お前 自分の笑ったところ見たことあるか？全部同じ顔してるんだぜ！？完璧な笑顔だよ！！
まるでお前の両親みたいだなぁ！！！！」
「…！！！！」
ずいっと顔を近づけるボス男にギリギリと歯を食いしばった
多分 私ひどい顔していると思う
「不満だなんてオブラートな言い方しないで“壊したいほど憎たらしい”ってちゃんと言えよ！！
お前はそれくらい言っていいんだよ！！！
お前には社会を壊す資格があるんだよ！！
なぁ教えてくれよ！！！！！
＿＿＿＿なんでお前ヒーローなりたいの？」
薄ら笑いを浮かべながら私に問掛ける
「壊したいくらい憎たらしいよ
私はあの日からずっと苦しい思いをして生きてるのに他の奴らは毎日幸せそうに笑ってて…
憧れや小さい頃からの夢って理由でヒーローを目指す平和ボケした奴らが大っ嫌いだよ！！！」
「ほら やっぱりそうじゃねえか」
私の答えに爆豪くんは顔をしかめる
敵は嬉しそうに笑っている
「あの日から自分が笑えてないことなんて自分でもちゃんと分かってる！
笑い方が分からなくなったから両親の真似をして笑い方を覚えた！！
だけど私はこの顔が好きなの！！
両親に似た顔で両親と同じ笑顔を作る私の顔が好きなの！！
私は自分みたいな笑い方をする子供を増やさないためにヒーローになる！
誰かに助けを求められるように！
その時 助けてあげられるように！
＿＿＿＿＿＿＿＿だから
敵になるくらいならここで死んでやる…！」
思いっきり叫べば爆豪くんは嬉しそうに口角を上げて拘束していたものを爆発させて外して私の拘束も解いてくれた
「おいクソアマ さっさと逃げるぞ」
「うん」
爆豪くんが最大火力の爆発を起こして敵から隙を作る
それを狙って私達は外に飛び出した
「爆豪少年！？月躬弖少女！？！？」
どうやらプロヒーロー達は既に場所を特定していたようでたくさんのヒーロー達が待機していた
私達が自ら脱出したことに驚いたようでオールマイトが私達を抱きしめてくれた
「もう大丈夫！私が来た！！！！！」
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ここね(プロフ) - めっちゃよくできてる話ですね！すごく感動するし、夢主ちゃん強くて好きです！笑 (2020年2月24日 1時) (
レス) id: 43fbbe1d59 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» すっかり忘れていました汗 ありがとうございます！頑張ります！ (2020年2月16日 16時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 続編あったのですね！前作とリンクは繋げないのですかっ サクサクと読めつつ主ちゃんの活躍が多いのが良いです！更新頑張ってください！ (2020年2月16日 15時) (レス) id: 6a52012404 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - まんとひひ。さん» ありがとうございます！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
まんとひひ。(プロフ) - ばぐさん» いえいえ！応援しております！ (2020年2月16日 10時) (レス) id: 102958615f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月12日 21時
