35話 ページ36
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本当にイライラする
こんなに感情が顕になったのは初めてかもしれない
1人で過ごした中学時代も心無い噂話の餌食にされたこの頃もこんなに感情が荒ぶったことはなかった
両親が戻ってこなくなってから私の感情はめっきり少なくなった
こんなにイライラしたって疲れるだけ
リカバリーガールに治癒を施してもらい終えて控え室に戻る
もう片方の準決勝もそろそろ終わりを迎える頃だろうし決勝まで時間がない
階段を降りてA組の控え室に向かっている途中 オールマイトとエンデヴァーが階段の踊り場で話している場面に遭遇してしまった
幸いにも2人はまだ気付いてないようだからこのままこっそり通らせていただこう
いちよう息を止めてそっと通り過ぎようとした時 私は頭上から声をかけられた
「月躬弖A プロヒーローであったツキアカリとミカエラの娘だな」
「…！ はい」
紛れもないエンデヴァーだ
さっき目が合った時にがっつり逸らしちゃったから少しだけ気まずいけど向こうは気にしてない様子
「先程は焦凍が情けない試合をしてしまい申し訳なかった 私もあいつには左側を使うように説得しているんだが反抗期でな…」
「そうですか 急いでるので失礼します」
No.2ヒーローである彼にこんな態度をとるのは失礼だと分かっているけど時間がないのは事実だ
彼はまだ話を続けたいようだけど生憎 私に話しているような時間はない
オールマイトが｢私が止めておくから先に行きたまえ｣と目で伝えてくれたから私は2人にペコリと頭を下げてその場を去った
＿＿＿＿＿＿＿＿ A組控え室
「やっとぶっ潰せるぜクソアマ」
扉を開ければ早々に私に罵詈雑言を向けてくる爆豪くん
どうやら準決勝は終わったようだ
つまり決勝での相手は爆豪くん
ヒーロー基礎学以来の対決となる
「ねえ爆豪くん」
「あぁ？」
私から話しかければ爆豪くんは眉間にシワをよせながら首を傾げた
「私 本当に優勝したいの」
「知ってるわ！そんくらい！」
全く彼は最後まで聞くということを知らないのだろうか？
いちいち突っかかってくる彼に思わずため息が溢れてしまう
「本気で戦ってボロボロになってでも勝ちたい 誰もが認める１番になりたい だから
＿＿＿＿ 手加減なしでいくから」
彼の目をしっかり捉えて言えば｢おう 上等だ｣と爆豪くんは嬉しそうに答えた
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名無し - もうめちゃくちゃ好きです！！！！！（大声） (2020年3月2日 2時) (
レス) id: b192d8cc99 (このIDを非表示/違反報告)
朔月 - 夢主と轟が同率１位なら爆豪は三位になるのでは？ (2020年2月27日 18時) (レス) id: 1d90d43033 (このIDを非表示/違反報告)
巻 - 夢主かわいいかよ (2020年2月23日 21時) (レス) id: b1b8613275 (このIDを非表示/違反報告)
ばぐ(プロフ) - 黒武さん» 暖かいコメントありがとうございます！夢主様がヒーローデビューするまでしっかりと見届けたいと思っているので続編ともに今後もご愛読よろしくお願いします！ (2020年2月15日 8時) (レス) id: 6634cf480d (このIDを非表示/違反報告)
黒武(プロフ) - 主ちゃんの派閥妹感すごいかわいいです…。頑張って強くなって、良いヒーローになってほしいです！更新頑張ってください。続きが楽しみです！ (2020年2月15日 0時) (レス) id: 82ef289687 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ばぐ
| 作成日時：2020年2月9日 11時
