【ONEPIECE】鎧を纏う2【男主】 (ページ7)

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頂上戦争：最終局面ページ7

三大将を振り切るルフィを横目に敵を圧制する、エースの首が今にも落ちそうな時、2人の処刑人を切り伏せたのは意外や意外。クロコダイルであった。

白ひげの首を先程までに狙っていた彼がなぜ？
彼はただ白ひげを弱っていると言い放ち、更に海軍の喜ぶ顔がみたくないからだ。と言い捨てた。

ドフラミンゴとクロコダイルの小競り合いを横目に、次々と抜け出す能力者たちをどうにか出来ないものかと画策する。

不死鳥マルコに吹っ飛ばされる大将青キジなど敵も相当な強者であることが分かる。
そんなさなか、飛び込んできたのはまさにクジラ。パドル船が海中から出てきたのだ。コーティング船が1隻隠れていたのだろう。

オーズが船を壁の中に引き上げる。
…こりゃあ大量の侵入者を許してしまった。

白ひげも来ているし、これはもう腹を括らねば。そう皆が皆思っていただろう。

白ひげ「野郎共！エースを救い出し、海軍を滅ぼせ！！」

その声に雄叫びが乗る。鼓膜が酷く震える。

『死んでも勝て！！！これからは総力戦！！気を緩めるな！！！』

返事は十分。白ひげの相手は大将に任せ、こちらはこちらでできることをこなすので手一杯だ。
高度な能力者同士の覇気のぶつかり合い。あれほど高度な戦いは手伝おうにも邪魔になるだけだ。

戦場を走り回っていると、黄猿大将のビームを放つ音が聞こえて、少し目をやる。
…ルフィが撃ち抜かれている。まだ生きているか？

「今度はこちらがお前の首を狙う番だ！！！」

『……指銃』

敵の腹を貫く指が生暖かい感触に変わる。
命尽きたか。指を抜けば顔にまでかかる返り血を浴びる。

「ぐ、！パシヴァールだ！！挑めば後がないぞ！」

『…では、挑まずにここを立ち去れば良い』

「そうは行くか！！！」

頭が晒されているから、当然首から上に向けられる刀を軽くいなして、手元に槍を呼び戻し、多人数を一気に相手取る。

…さて、現在の状況はどうだろう。
大きな落下音がしたと思えば、1番隊隊長マルコが地面に叩きつけられている。三大将の真ん中の席に座るは英雄ガープ。

ガープ「ここを通りたきゃ、ワシを殺して行け！」

その声は少し離れたここにまで響いてくる。
ゴールド・ロジャーと渡り合った英雄にまでなれば、海賊たちも少し引きがちである。

白ひげ「名前に踊らされるな！…ただの老兵だ。」

白ひげは赤犬と対峙しつつ、そう叫ぶ。
赤犬はそれであるなら貴様もだ。と言い攻撃を仕掛ける。