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第５.８話 都和子先生との出会い 祝130個目 ページ9
私が都和子先生と出会ったのは、凄く幼い……。
私が、保育園に通う年頃の時。
親を失くしたのは私が生まれて直ぐの事だった。
そんな私を引き取ってくれたのが、都和子先生。
私が都和子先生以外の人に触れられればすぐに泣いてしまったのに
都和子先生にだけは、心を許してしまったという。
それから私が成長して、小学二年生の時。
その都和子先生は、私の前からいなくなってしまった。
私にとっては母同然だったのに。
都和子先生は、私の目の前から消えてしまう前に
一つの紙を手渡してくれた。
それが、姉さんと姉さんの親達の元までの地図。
そして小学五年生の頃。姉さんは六年生。
あの事故があって、姉さんの親は亡くなってしまった。
こうやって過去をたどれば、私は不幸な者なのかもしれない。
でも、今私の目の前には、あの時の都和子先生が居る……。
そう分かった瞬間に、後先考えずに私は飛びこんで行ってしまったんだ。
──やっと、都和子先生に会えるんだ……と。──
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作者名：フェイル | 作成日時：2010年12月8日 21時
