【ヴィランズ手下】ハッピーヴィランズ 4

雨 2 ページ28

幾分か目が覚めたエイトフットがリビングの扉を開くとそこにはコーヒーの入ったカップを片手にすごい勢いでアップルパイを頬張っているMPがおりエイトフットは固まった

EF｢……は?｣
MP｢あ…モゴ…おはよう………ございます｣
DM｢あー!!
MPが僕たちの朝ごはん食べてる!!!｣
AP｢別に用意してあるから落ち着け｣
MF｢よく食べますねぇ
コーヒーで良かったですか?｣
『…ここ……ぁ』
MF｢ふふっ
Aはココアですね｣
『ん………』

マルフィが立ち上りキッチンに向かうとAは小さく手を上げ声を出すとふにゃりと脱力した

JH｢ほらほら〜
起きないとMPに全部食べられちゃうぞ〜｣
『うぅ……やだぁ……』
DM｢今日は僕が髪結ってあげるぞ
どんなのがいい?｣
『……ん……ラプンツェル』
DM｢みつあみだな｣
JH｢編み込みにしようよ｣
DM｢難しいからヤダ!｣
MP｢僕がやりましょうか?｣
DM｢今日は僕!!!｣
AP｢昨日はマルフィだったな｣
MF｢はい
ツインテールです｣
MP｢可愛かったな〜｣
DM｢今日も可愛くなるぞ!!｣
JH｢その後ランドに行こうよ
お散歩お散歩!｣
DM｢いいな!｣

ダルメシアに髪を結ってもらい大きな欠伸をしながらマルフィからココアを受け取ったAがアップルパイを食べ始めると扉が勢いよく開きオーシャンがワンピース片手にあらわれた

OS｢おはよ〜
また新作ができたから持ってきたよ〜｣
EF｢やかましい｣
OS｢あれ?
朝ごはん中だった?｣
JH｢今日もいつも通りうるさいね〜｣
OS｢相変わらず辛辣だね〜
あ!A髪可愛いね｣
DM｢当たり前だろ僕がやったんだからな!｣

オーシャンがAの髪を誉めるとダルメシアは当たり前だと自慢気に胸を張った
しかしオーシャンがAの頭を撫でようとするとAに抱きつき威嚇した

DM｢せっかくキレイにできたのに崩れちゃったらどうするんだ!｣
OS｢そしたら僕が直してあげるよ｣
DM｢やだ!僕がやる!｣
MF｢早く食べないと冷めてしまいますよ｣
AP｢オーシャンの分も用意してやるから早くどけ｣
OS｢本当に?
やった〜
実は一昨日くらいから何も食べてないんだよ｣
JH｢えﾞ!?｣
DM｢よく動けるな｣
MP｢凄いですね
私なんて一食抜いただけで死にそうですよ｣
EF｢俺も時々やりそうになる｣
OS｢ジョーはここに来る前はよく倒れてたよね
空腹と寝不足で｣
EF｢今はAがいるからな｣

エイトフットがAの頭を撫でながら答えるとジャックとダルメシアがニヤリと笑った

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