【ツイステ】可愛いオレの小エビちゃん【フロイド】

バラを赤くぬろう [エースside] 2 ページ19

グ｢またバラを赤くする仕事か?｣
『バラを赤くする?』
エ｢アンタ､ほんと調子いいヤツだな〜!｣
ケ｢さっ､それじゃ早速はじめましょー!｣

ペンキを持ってバラの木に向かえば後ろをついてきたAがバラをぬってるオレの手もとを見て首を傾げた

『何してるの?』
エ｢バラをペンキでぬってるんだよ｣
『なんで?』
エ｢えーっと……｣

なんでもない日のお茶会の事を先輩が教えてくれてAは変なのと笑いながらもマジカルペンを取り出した

『色変えれば良いんだよね』
エ｢赤にね｣
『まかせてー』

Aがマジカルペンを振るとバラが一気に赤くなった

エ｢マジかすげー……｣
ケ｢わぁ……これは驚いたな｣
『教科書に書いてあった通りにやっただけだよ』
デュ｢……なん…だと…?｣

驚いているオレ達に何を言ってるんだと言いたげな顔をしたAがまたペンをふってどんどんバラを赤くしていく
………これオレ達いらないんじゃ……?

『赤はカニの色〜』
エ｢オレ達いらないよな｣
デュ｢いや…負けられないな!｣

えー……デュースめちゃくちゃやる気に満ちてるんだけど………

デュ｢それ!｣
『あははははっ
それ赤じゃなくて青だよ』
デュ｢くっ……｣
『ほいっ』
ケ｢本当に上手だね〜
ハーツラビュルに定期的に手伝いに来てほしいなー｣
『アズールが良いよって言ったらいいよ〜』

Aがペンを振りながら答えると先輩はそれはちょっと……と苦笑いした

エ｢アズールって確か……｣
デュ｢オクタヴィネル寮の寮長だと言ってたな｣
『アズールスゴい優しいよ
対価を支払えばなんでも教えてくれる』
ケ｢うーん………まあ確かに"支払えば"ね｣


そうこうしてるうちに全部のバラがぬり終わっててデュースがグッタリしてる

デュ｢はあ､はあ……き､昨日よりは上手くできたぞ｣
ケ｢よくできました♪
おっと!そろそろ時間だ
オレくんたち､お仕事終了!｣
ケ｢｢｢あいあいさ〜♪｣｣｣

先輩の声にあわせて先輩達が消えると全員でパーティー会場に向かった


｢我らがリーダー!赤き支配者!
リドル寮長のおなーりー!｣
｢｢｢リドル寮長､バンザーイ!｣｣｣
リ｢うん
庭の薔薇は赤く､テーブルクロスは白
完璧な"なんでもない日"だ
ちゃんとティーポットの中に眠りネズミは入ってるんだろうね?｣
ト｢もちろん
もしもの時の鼻にぬるジャムも万全です｣
リ｢よろしい｣

寮服を着た寮長とトレイ先輩にAは目を輝かせた
っていうかあの服すげー

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