社畜の俺が太宰さんに成り代わったら大変なことになった件について【文スト】

第四十話 ページ40

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芥「とりあえず、手枷外しますね」






A「あっ…外してくれるんだね」






芥「はい」






そう言うと、芥川さんは服の形を変形させ、刃物のようにし、俺の方へ向けた。






A「ひぃっ…！！」






芥「大丈夫です。太宰さんには無効化がありますから」






む、無効化って、何！？




それに、なんで服の形が変形して…




ていうか、怖い！！






もう成人済み男性なのに、年下の前で泣きそうになる。






ダンっ！！






A「ひぃっ…！！」






俺の真横で凄い音がし、俺はその場に座り込む。






ズキッと腕が痛み、見てみると、手首が少し切れていた。




致命的まではいかないけど、かなり痛い…






そして、一般人の俺はついに、あまりの怖さで泣いてしまった。






A「うぅ…ﾋｸﾞｯ…うぅぅ…」






急に泣き出した俺を見て、動揺する芥川さん。






芥「だ、太宰さん！？えっ…なんで、血が…無効化されていない？えっ、まさか…」






マフィアの地下室、泣きじゃくる成人済み男性と、




同じく、動揺しまくる成人済み男性。






あぁ…地獄絵図…






そして、芥川さんは悩み悩んだすえに、






芥「中原幹部を呼んできますから、ちょっと待っててください！！」






中原さんを呼びに行きました。






(※決して、芥川くんは悪気があった訳じゃありません。)

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