社畜の俺が太宰さんに成り代わったら大変なことになった件について【文スト】

第二十四話 ページ24

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俺の前世の会社では、上司を敬うのは当たり前。




だから、よく仕事を押し付けられていた。




それどころじゃない。




自分から手伝いに行かなければならなかった。




だからなのか…






国「だ、太宰…？記憶喪失とはいえ…流石に熱でも…」






こういう時にも癖が出てしまう。






A「い、いえ！！熱はありません！！た
ただ…書類も多いし…2人でやった方が楽かな…って…その、迷惑だったら、すみません！！」






今日だけで、何回も言われたことなのに、何故かまた頭をペコペコ下げてしまう。






国「い、いや、良いんだ！嬉しいぞ！ただ、昔の太宰と比べると…」






国「(記憶喪失とだけでこんなに変わるのか？まぁ、いい)」






国「お前が迷惑じゃなければ、そこの書類を頼んでもいいか？」






そう、国木田さんが指さしたのは国木田さんが今担当しているだろう書類の5分の1。






A「えっ…あれだけですか…？」






国「は？」






A「えっ！？いや、別に文句があるとかじゃなくて…その…ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい…((」






いつも半分以上、やばい時は全部押し付けられるから、つい声に出てしまった。






国「(ホントに変わったな)」

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