厳しい時も(R.O) ページ26
大内side
いつもとは打って変わってシーンと静まり返った稽古場
関ジュが円になって座っていてその真ん中にいるのは怖い顔したAちゃん
特に気まずそうな顔をしてるのはボイビの数人となぜかがっくん
大「何これ」
浦「Aちゃんによる説教中」
大「なんでがっくんまでいるん」
浦「雰囲気に飲まれているだけ」
がっくんが紛れてる理由はよくわからんけど、この風景を見て俺ら18年組も昔こういう風にAちゃんに怒られたことを思い出した。
浦「なんか、懐かしいよなぁ」
浦もおんなじこと思ってたみたい。
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『もう始まってるから静かにして』
その凛とした声にガヤガヤとうるさかった楽屋は一気に静まり返った。
どこから飛んできた声なのかとキョロキョロしてたらバッチリあった目。
そんな低い声が出てくるとは思えないほどに可愛らしい顔立ち。
多分俺のAちゃんの第一印象はこれ。
関ジュの中では特別的な立ち位置にいることも圧倒的なスキルを持ち合わせていることも俺らの中では周知の事実やったけど優しいという話も聞いてたからこんなふうに怒られるなんて想像してなくて全員固まった。
『じゃあ、いくで』
その言葉を言った時のAちゃんの顔一生覚えてる自身ある。
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大「俺、あん時Aちゃんちょっと怖かったんよな」
浦「それは俺もやわ」
大「なんかこういうのもいいかも」
真「お前、大丈夫かよ、、」
大「え!こんなAちゃんレアやんか!」
浦「俺はいつものAちゃんでいいかなぁ」
真弓と浦には否定されたけど、
リオン的にはかっこいいAちゃんもありかなぁ、なんて?笑
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作者名:羽未 | 作成日時:2024年2月25日 23時