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いっぱいいっぱい、色んな人に感謝してるけれど


1番変えてくれたのは栄純だと思う。









栄純「急にどうした!?具合でも悪いのか!?」



A「違うよ!!ただ…今日話したことで色々…思い出したから」









1番崩れそうだった時に


手を引っ張ってくれた。


もう一度チャンスをくれた。


天才女子キャッチャーの雛瀬Aとしてじゃなく

雛瀬Aとして、新しい舞台を与え、見てくれた。









A「あの時、あの時期…栄純がいなかったら私はきっとここにいないの」




A「そしてもう一度野球を楽しいって思えるようなこともなかった。」









もちろんこの栄純のことだから


そんなつもりなかったと思うんだけど。









栄純「全然俺何もしてないと思うけど…」




A「だよね、そう言うと思ってた」









あの事故があった日から


もう何も感じなかった。


ただただ泣いてばかりいた気がする。









栄純(泣いてる…?泣いたのか…!?)









まだ縫いつけ途中のユニフォームを

ぎゅっと抱いたまま

膝を抱えて顔を伏せる。








色んな気持ちが一気に溢れてきて

そして一気に安心した気持ちが込み上げてくる。

1番頼ってしまう相手は…栄純だ。









栄純「ご、ごめん!」









突然様子が変わったAを前に


オロオロする栄純。




いつもなら春市やら倉持やらがいるからどうにかなりそうな場面も今は栄純たった1人。



栄純にとっては不安極まりないことだが
それがAにとって1番安心できる。








A「私のお母さん…病気で死んだんじゃないの」








どうしたらいいのか分からず


とりあえず距離を詰めて隣に座った時


掠れた声で呟いた。









栄純「病気じゃないって…じゃあ、どうして」








この言葉に栄純はただただ驚いた。

栄純が自分の母親から、Aから聞いたのは

Aの母親は病死したということ。









A「お母さんね、交通事故で死んじゃったの」



A「ちょうどその日は…鳴とバッテリーを組む最後の試合で…お母さん観に来る予定だった」









もう一度だけでいい


もう一度だけでいいから


少しの間だけ、支えてほしい。


1番頼りにしていて1番安心するのは…









いつも先で手を引っ張ってくれた君だから

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
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ちあき(プロフ) - ダイヤ様さん» 個人的に1年トリオが好きなので絡ませてます!これからもガンガン更新していきますね! (2020年2月18日 0時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
ダイヤ様 - ちあきさん» 243の話、かなり笑いました!!沢村の優しさと気遣いがいい…!1年トリオの反応も可愛い。更新を楽しみにしてます!! (2020年2月17日 23時) (レス) id: f3c6ebb892 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - すずさん» ありがとうございます!!嬉しいです…! (2020年2月16日 12時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 鳴くんの優しさにキュンキュンしました。素敵な作品ありがとうございます。これからも更新楽しみにしてます! (2020年2月16日 9時) (レス) id: ea774d1f7c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月13日 0時

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