検索窓
今日:7 hit、昨日:43 hit、合計:157,265 hit

213 ページ18

.








A「栄純は肩の関節、手首の関節が人並外れて柔らかいからね」







胡座をかいてじっと背番号を見つめる栄純を横目に初めて栄純の投球について話した。


中学の頃から薄々思ってたけど


まさか高校に入ってここまで磨かれるとは…クリス先輩のおかげでもある。









A「だから普通の人では投げられないようなフォームでの投げ方を可能にできる」




栄純「おおー……」




A「それって結構大きな強みだよ、磨けばエースも夢じゃない」









あの球…

打者は勿論のこと、捕手もなかなか捕るの難しいんだよね。

どんなボールがどこのコースで来るか予測がしにくいから。

クリス先輩も一也もあれを捕れてるのだからやっぱ只者じゃない。









栄純「じゃあ…いつかAも俺の投げる球捕ってくれたりするのか!?」



A「えぇ!?」









予想してなかった発言に

思わず針を動かす手を止めた。

どうしてそうなるの。









A「もう何年もしてないから…できるか分からないよ」




栄純「そっか、でも可能性はなくはないだろ!!」




A「………」









この人はほんと

前向きで明るくて、眩しい。

いつだかグラウンドの上で見たどっかの誰だかさんの眩しさと似てるとこがある。









A「そうかもね、今度こっそりやってみる?」



栄純「まじか!!」



A「ずっと…中学の頃から栄純の投げる球には興味あったから」









自分にもう捕手としての力がないと思ってたけど、やはり捕手だった身だからソワソワしてしまうわけで。



あの時私が赤城の捕手だったら



今どうなっていたのだろうかと考えたり。









A「栄純」



栄純「ん?」








野球をしてきた時間の中で


鳴とか一也とか色んな人に救われたことがあって


栄純にも感謝している。


ただずっと、言えなかっただけで。









A「私を青道に連れてきてくれてありがとう」









まずは



この場所に連れてきてくれた事に感謝してる。


多分きっと栄純に出会わなかったら、栄純に言われてもう一度野球と向き合わなかったら


この場所にもいないし


鳴にも一也にももう二度と会えなかったと思う。









1番変えてくれたのは


君なんだよ、栄純。

214→←212



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (63 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
184人がお気に入り
設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也 , 沢村栄純   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ちあき(プロフ) - ダイヤ様さん» 個人的に1年トリオが好きなので絡ませてます!これからもガンガン更新していきますね! (2020年2月18日 0時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
ダイヤ様 - ちあきさん» 243の話、かなり笑いました!!沢村の優しさと気遣いがいい…!1年トリオの反応も可愛い。更新を楽しみにしてます!! (2020年2月17日 23時) (レス) id: f3c6ebb892 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - すずさん» ありがとうございます!!嬉しいです…! (2020年2月16日 12時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 鳴くんの優しさにキュンキュンしました。素敵な作品ありがとうございます。これからも更新楽しみにしてます! (2020年2月16日 9時) (レス) id: ea774d1f7c (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月13日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。