212 ページ17
あともう少しで夢主過去編的なやつ終わるかと…
作者自身さっさと甲子園予選とかバレンタインデーの話とか書きたい気持ちがあるので無理やり終わらさせてます〜
.
あの日
母は最後まで球場に来なかった。
私が点をとった時も
鳴とハイタッチした時も
応援席に母の姿は最後までなくて。
A「前を向いたけれどやっぱりこれは忘れられないよ、お母さん」
あの日全てを知った。
お母さんが結婚を反対されてた理由
そして私におじいちゃんおばあちゃんがいなかった理由。
私は最期まで母に守られてた。
A(いけないいけない、思い出すのはいい事だけど栄純のユニフォーム早く完成させないと)
部屋に戻り
手にしているのは栄純のユニフォーム。
中学の頃とは全然違う、重みのある背番号。
背負う番号はエースナンバーじゃないにしても、この高校で背番号を背負えることは当たり前じゃない。
A(勝ってほしいな、栄純には)
そんなことを思いながら
手を動かしてると
部屋の扉がコンコン、とノックされた。
A「どうしたの」
栄純「いやー、ユニフォーム終わる気がしないから見に来た!」
A「悪かったね、遅くって」
扉を開けたら
ちょうど栄純が来た。
タイミングがすごすぎる。
A「汚いけどいいよ入って、終わるまで適当に待ってて」
栄純「じゃあ失礼しゃす!!」
A(礼儀正しくなったなぁ、あっちにいた時はいきなり入ってきたクセに…)
一緒に暮らしてた時は
ノックもせずいきなり入ってくるもんだから
何度飛び蹴りしたことか。
A「ごめんね、黙ってて」
栄純「こっちでのこと?」
A「うん、どうしてもやっぱり言い出せなかった。」
なんで言い出せなかったのか分からない。
でも多分1度全部リセットして
天才としてじゃなく、普通の中学生として純粋に野球と向き合いたかったのだと思う。
栄純「通りで若菜達が捕れなかった俺の球を取れたわけだーって思った」
A「栄純の球、もしかしたら鳴より厄介かもしれないからね」
栄純「あのスパイ野郎より!?」
A「スパイ野郎って…」
いやほんと、冗談抜きでそう思うんだってば。
184人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちあき(プロフ) - ダイヤ様さん» 個人的に1年トリオが好きなので絡ませてます!これからもガンガン更新していきますね! (2020年2月18日 0時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
ダイヤ様 - ちあきさん» 243の話、かなり笑いました!!沢村の優しさと気遣いがいい…!1年トリオの反応も可愛い。更新を楽しみにしてます!! (2020年2月17日 23時) (レス) id: f3c6ebb892 (このIDを非表示/違反報告)
ちあき(プロフ) - すずさん» ありがとうございます!!嬉しいです…! (2020年2月16日 12時) (レス) id: ea1ceb8449 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 鳴くんの優しさにキュンキュンしました。素敵な作品ありがとうございます。これからも更新楽しみにしてます! (2020年2月16日 9時) (レス) id: ea774d1f7c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ちあき | 作成日時:2020年2月13日 0時