98 ページ48
TF
紫「・・・・・、」
治療の機械を操作していたら紫耀の瞼がほんの少し開いた。
藤「お。目、覚めちゃった？まだお話は出来ないけど、もう少しで出来るようになるから焦らないでゆっくりしてようね」
紫「・・・・」
話をちゃんと聞いてくれたのか、納得したようにまた瞼が閉じていった。
良かった。本当にあれ以来今までのが噓だったかのように落ち着いてきて、熱はまだあって肺活量もまだ少ないけど最初よりかは随分と回復してきてる。
今日、試しに一度人工呼吸器から外してみようかな
紫耀がまたウトウトしだした瞬間を見計らってやってみるか。
紫「・・・zzz・・・・」
そろそろいいかな
藤「紫耀、一回自分で呼吸してみようか。そのために鼻にチューブを入れなきゃいけないから今から入れるよ。早く終わらせるから頑張ろうね。」
紫「ｯ」
藤「あとちょっとで終わるよ」
藤「はい、おしまい。」
多少嫌そうな顔をしたけどどうにか鼻から胃に管を通せた。ここから薬を入れて1時間後ぐらい経ったら人工呼吸器を一度外してみよう
・
・
藤「一度外すよー。ちょっと苦しくなるかもしれないけど大丈夫だからね。」
どうかな・・・。
紫「････ｯ、ﾊｧ、…ﾊｧ…」
藤「そうそう上手。」
まだ弱いけどちゃんと自力で呼吸をしようとしている音が聞こえてきた。
よし、このまま数時間呼吸困難にならなければ酸素マスクに切り替えられる。
・
・
そのままちょくちょく様子を見に行って、そろそろ呼吸器を外して半日・・。
紫「・・・ﾊｧ・・・、ﾊｧ･･･ｯ」
まだ呼吸は少し弱いけど呼吸困難にはならなかった！よし、いよいよ抜管できる！
藤「今から口の管を抜くよー。」
紫「ﾊｧ・・・、ｹﾞﾎｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」
藤「マスクつけるねー」
紫「ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ・・、はぁ・・・はぁ・・・、ん"」
藤「紫耀おはよう。よく頑張ったね！」
紫「はぁ・・・ん・・・はぁ・・・」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 568人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
風音色(プロフ) - 続けて失礼いたします。マイボードに飛べなかったのですがそちらのアカウントはログインされておりますでしょうか？万が一されていなかった場合、お手数をおかけいたしますがログインの状態からまた一声かけていただいてもよろしいでしょうか (2021年10月17日 14時) (
レス) id: 53632c956c (このIDを非表示/違反報告)
風音色(プロフ) - 真美さん» はじめまして！いつも読んでくださりありがとうございます！ただ今パスワードを送ります！ (2021年10月17日 14時) (レス) id: 53632c956c (このIDを非表示/違反報告)
真美 - はじめまして。このお話楽しく読んでいます。風音色さんのNEWSさんのお話しも読んでみたくなりました。できればボードでパスワードを教えてくださると嬉しいです。お願いいたします。 (2021年10月17日 13時) (レス) id: 9e3e2e1a9a (このIDを非表示/違反報告)
風音色(プロフ) - 悠さんはじめまして！コメントありがとうございます🥰更新を楽しみにしてくださっているとは、とても嬉しいです😭✨これからも沢山更新していきますね！特別編も公開しましたのでよろしければお読みください！これからもよろしくお願いします！😌 (2021年10月1日 21時) (レス) id: 53632c956c (このIDを非表示/違反報告)
悠 - 初めまして。毎日更新の延長ありがとうございます。仕事終わりに新しく更新されたかワクワクしながら帰るのが日課になってます(笑) でも、どうか無理はせず風音色さんのペースでこれからも頑張ってください🔥 特別編も楽しみに待ってます。 (2021年9月30日 21時) (レス) @page16 id: 1872d05588 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：風音色
| 作成日時：2021年9月19日 13時
