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「……やはり海賊も多いな」
「ここを通らねェと次には進めねェからな」
先述の通り、このシャボンディ諸島は幾多の島の中でもでもかなり有名な場所だ。なので情報の流通も頻度が高い。
……正直、長居はあまりしたくはない。
「彼奴らは……まだ数日は来ないだろう」
「……だろうな。それまでどうすんだ？」
どうする、と言われても……
「只々待っているだけだ」
いつも通り、何処かしらで潜んでいればいい。
俺がそう答えれば、ローは呆れた様子で溜息を吐く。
「……言うと思った。だが、待ってるだけじゃあ暇だろ？
……あー……一緒に回らねェか？」
何故かこの時ばかりは、俺から目を逸らしては提案をするロー……ふむ。
「___あまり、人目につく場所には行きたくはないのだが……まあ良い。ロー、行こう」
「……フッ……そうか」
お前とならば、きっと大丈夫だろう。
確証はないが、そんな予感がするんだ。
そうして俺達はシャボンディ諸島を巡って行った。
隠れる事だけに専念していた俺には今迄になかった経験……中々に楽しかったぞ。
____
__
_
(___数日後)
「___
「ああ……だが、面白い奴もいるかも知れねェ」
笑いながらいつもの調子で言ったローに、やれやれと溜息を吐く。
俺達は今、人間オークションの会場に来ている。
先程、この数日間で知り合った海賊や……あまり好けない天竜人もこの会場に来たが……今日は良い予感がしない。
謎のもやもやと霧が
「……始まったか」
一番、二番……と同じ人間を人間と思ってない様に無機質に、そして滞りなく進行する競売。見ていて気分が悪くなる。
___ガチャ……
それらを見ていれば、背後の扉が開き、数人の者達が入ってくる。何と無く目の前から目を逸らしたくて、その者達を見てみると……
「！ サンジ……！」
「えっ！？ に、兄さん！？」
麦わらの一味は既に到着していた模様で、何やら緊迫した雰囲気が流れていた。
「……A、あいつらか？」
「ああ、俺の弟とその仲間達だ。
如何したんだサンジ。そんなに焦って」
そわそわと落ち着かないサンジに問い掛ける。
「さ、攫われたんだ！ケイミーちゃんがっ！
ここの競売で売られちまう！」
「……お前達の仲間か？」
そう訊けば、彼らは強く頷いた。
……助けなければ。
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Noah†(プロフ) - 更新待ってました(*´∀｀)ワクワクしっぱなしです…これからも頑張ってください(*´-`) (2018年1月8日 0時) (
レス) id: 16f26e4166 (このIDを非表示/違反報告)
しーた(プロフ) - 凄く面白かったです…！！更新ずっとお待ちしております… (2017年12月25日 11時) (レス) id: e6fa4e5308 (このIDを非表示/違反報告)
みかづき(プロフ) - め、めちゃくちゃいい所なのに！…すっごく面白いです！続き気になります！更新頑張ってください。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: 40dece2299 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：レフト | 作成日時：2017年2月21日 2時
