7人の傘 2 /8人目/

▽93/大倉side/ ページ44

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打ち合わせの時、横山くんの入り待ち。



席着いて1人でスマホいじってたけど、ふと顔を上げたらマルとAがきゃいきゃいじゃれあって遊んでた。







赤い顔のマルが耳打ちして、ちょっと困った顔のAも耳打ちし返して、マルがさらに赤くなる。









何してん 笑









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丸「Aが章ちゃんとヤ」




「ま！……う」






マルの口を封じようとジタバタしてたけど、観念したのかこくりと頷くA。









深刻な顔。まさか。









大「…っえ、ヤッたん？！」









思わず大きな声が出て、Aが大慌てでしーっ！と言う。



反射的に隣の隣にいるヤスを見たら 涼しい顔でAに笑い掛けてる。え、1ミリも悪びれてないやん。









カチンと来てしまった。









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大「何それ？当然やみたいな顔しおって…。俺が最初にそうなったとき責めたくせに」








渋「大倉どうした」







安「大倉の時、最終的にAを助けることに繋がったからまあええかって話でまとまったやん。


俺やってAを助けよって」









妙にのんびりした、余裕づいた口調が余計腹立ってしゃあない。








大「せやけど…やっぱこんな関係がメンバー内で広がってくんおかしない？尻軽ってかさ」







村「やめ、大倉。大倉」









すばるくんや村上くんの声も耳に入らない。ヤスが本気で俺を睨みつけてて。








安「Aの気持ち分かってるんか大倉」






大「分からんわ。分からんからそばにおりたい、俺はね。俺なら分かるって言いたいん？」







安「ちゃうって。何でそんなこと言うん」









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