▽79/錦戸side/ ページ30
.
安「そんなんなってもうたんかぁ…」
ガックリと肩を落とす章ちゃんと
なにも言わないで暗い顔の大倉に噛み付く村上くん。
村「なんか言えや」
大「…Aが、助けてって言うたから…」
横「…抱いて、やなくて?助けて?」
大「俺に助けて欲しいって…」
そんな特別感のある事を言われたら、普段の大倉ならニヤけて自慢してくると思うけど。
大「やっぱやめとくべきやったな?Aのこと助けてはあげられたけど…やっぱり」
「いや、ええと思う」
自分を責め始めた大倉を遮ったのは、意外な事に
すばるくんやった。
.
渋「助けてって言ったAを助けてあげられたなら最善策やったと思うで?」
すばるくんはシンプルな、当たり前のことをおっきな目をくるりと動かして言った。
村「せやけど、メンバーになる子やで?紅一点のな?」
渋「もう大倉もAも十分年食った大人や。そういう事情を仕事に持ち込まんって。
事実、2人とも何もなかったように振舞ってたやんか」
誰も、何も言えなくなってしまった。
渋「Aの事は俺らが守ってやらなあかんって決めたやろ…?
大倉はちゃんと自分の役目果たして、Aを守った。それだけや」
そう言ったすばるくんの顔は優しくて。
この場には居ないAを心から守りたい、愛おしいという気持ちが溢れてた。
渋「Aのそばに居れるのは俺らだけやし、そうでなきゃあかんねん。他にAが頼るようになった方があかん」
すばるくんはAをどこまで知ってるんやろ。
すっかり台本なんか放り出して、俺らはもうAの事で頭がいっぱいやった。
Aを1番想ってるのは、
Aを1番守ってあげられるのは、
もしかしたらすばるくんなんかな?
.
778人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うとうと(プロフ) - みくさん» いえいえ、そんなことないです!調べが足りなくて、違和感を感じさせてしまったのなら申し訳ありません!ありがとうございます|ω・) (2016年11月22日 17時) (レス) id: 5730abdf63 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - うとうとさん» めんどくさくてすみません… (2016年11月20日 7時) (レス) id: 866c45997f (このIDを非表示/違反報告)
うとうと(プロフ) - みくさん» みくさん、こちらにもコメントありがとうございます!そうなんですか…!初めて知りました。無知ですみませんm(_ _)m ただの妄想ですので、さらっと流して頂けたら有難いです(;▽;)すみません! 応援のお言葉もありがとうございます! ♪♪ (2016年8月30日 12時) (レス) id: 688d895de1 (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - あと、途中までしか見てませんが凄い面白いです。応援してます。 (2016年7月29日 23時) (レス) id: 866c45997f (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - うとうとさん» 『スリー・ヤンキース』っていう女性のトリオグループで1978年にデビューしたグループだそうです。二年後ぐらいに解散したらしいですけど。 (2016年7月29日 23時) (レス) id: 866c45997f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:うとうと | 作成日時:2015年8月22日 0時