7話 ページ7
「トントンさん？」
嫉妬したわ。
やから大先生のとこ行かんとって。
「俺なら大丈夫や。ありがとう。」
彼女を撫でて大先生のところへ行く。
「あら、どったのトンち」
「大先生、俺」
Aのことが、好きやねんけど。
そう言うと、大先生はほーかと笑った。
ーーー
その後、まだ俺の部屋で律儀に待っていてくれた彼女から本日の報告をして貰った。
「おん。今日もありがとうな。」
「いいえ。今日もお疲れ様でした。」
『トントンさん。今日もカッコ良かった…。だ、抱き締めてもくれたし……さっきの事…もし、本当に嫉妬だったら、嬉しいな…』
「あぁ、さっきのことやけど、俺、嫉妬してもうたわ」
「えっ」
『えぇ！！！？』
彼女は驚いたようにこちらを振り向く。少し顔の赤い彼女に向けて、フッと笑う。
「でも、他のやつよりも、俺を意識して貰えるようにしたらええんやもんな？」
「と、トントンさん！？」
「これからは、俺のことだけ、見ててな？」
彼女は更に真っ赤になって、はい…。と呟いた。かわええなぁ。
『そ、そんなこと仰られなくてもずっとトントンさんのこと見てます……よ…』
……ほんまに可愛すぎやろこの子は。
あー、まじで抱き締めてもええんかな。いや、あかんな。
すると、インカムに連絡が入る。ロボロからや。
「大変や！！！○○街がα国から攻撃を受けている！至急、動けるメンバーは援護に向かってくれ！！！」
「…わかった。こちらトントン。○○街へ向かう。」
「こちらゾム。今から向かう」
「シャオロン。俺も向かうで。」
唐突のことであったが、何人かは現地に向かえるようだ。そして、軍内にもアナウスンスされる。
「A、ここに居って、部下達を守ってくれ」
「…ですが。」
「俺が行く。…ここのこと、頼んでもええか？」
「…承知致しました。」
「ん。」
『トントンさん…。どうかご無事で。』
俺は彼女の手を掬い上げ、キスをする。
「大丈夫や。必ず戻るから」
俺は街へと駆け出した。途中ゾム、シャオロンと合流する。
街はかなり荒々しい雰囲気で、所々火事も起きていた。夜の時間帯に、なんてことを。
「トントン、状況はどうだ。」
「…所々火事も起きている。敵の人数はざっと50人程度といったところか。すでに戦い始めている戦士も居るが、救援を頼む」
「わかった。」
さて、街を守らねば。
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ボクくん - ほたてさん»ありがとうございます！理解しました！物語の続きがより一層楽しみです！頑張ってください！ (2022年8月16日 8時) (
レス) id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - ボクくんさん» こちらの作品を読んでいただき、ありがとうございます。分かりにくい表現になってしまい、申し訳ありません。α国の(敵の)者が、tnさんの部下の中に居る。えらいこっちゃということになります。このスパイを指しています。このような解答で大丈夫でしょうか？すみません (2022年8月15日 23時) (レス) @page8 id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
ボクくん - 初めて拝見しましたが、素晴らしかったです！あと、私はバカなので8話の『俺の部下』って誰のことを指しているんでしょうか？長文申し訳なきです (2022年8月15日 17時) (レス) @page8 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - 徹夜のシロツメクサさん» ありがとうございます。褒めていただけてとても嬉しいです。お心遣い、ありがとうございます。楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2022年8月7日 22時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
徹夜のシロツメクサ - ﾝｷﾞｬｧｧｧｧｧ最高すぎるんじゃあ(白目)作者様神ってる…！生まれてきてくれてありがとう！無理しない程度に頑張ってください！ (2022年8月7日 20時) (レス) id: 9362d20e8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2022年8月2日 10時
