【テ.ニ.プ.リ】開花のコンツェルト

あとがきに代えて ページ48

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　おしまい！
　ここまでの閲覧、本当に本当にありがとうございました。前々々作『臆病者カプリッチオ』から始まり、『意地っ張りラプソディー』『寄辺のノクターン』『開花のコンツェルト』と、長々だらだらと続いてしまっていた話も、これにて完結です。お疲れさまでした。
　元々アニメ『新テニスの王子様』まで、ということで始めた連載でした。私は原作漫画未読アニメ勢なので……。いつか続きがアニメ化することにでもなったら続きを書いてもいいかなと思ったりするのですが、これはこの終わり方でもいいんじゃないかなと思う気持ちもあります。どうですかね。
　連載も後半になりますと、実生活の忙しさややる気の持続の難しさから更新が滞ることが度々あり、楽しみにしてくださっていた方(どこかにいたと信じたい)には大変申し訳ない気持ちでいっぱいです。ごめんなさい。多くの評価、お気に入り登録、コメント等々、とても励まされました。感謝してもしきれません。
　
　名残惜しいので、少し作品についての書き手側の感想を。
　めちゃめちゃにめんどくさい、でもどこか優しくて美しい、そんな恋のお話が書きたくて、この作品は生まれました。お互いが相手のことをどこか神聖視していて、自分の抱いている感情が醜いと思っていて。自分が傍に居るのが申し訳ないというか負い目があるんだけれど、でも愛おしくて居心地が良すぎて別れるなんてできないし、別れを切り出されるのが怖くて仕方ない。そんなどろどろの共依存関係なのに、相手のふとした瞬間の横顔にときめいたり、ああ好きだなってぼんやり思ったりする。鮮烈なのに淡い恋。そんなちぐはぐさを描けていたら、いいなあ。
　主人公くんの制作秘話(秘でもないけど)とか、そのうちこっちでお話ししたいなと思うので、よかったらよろしくお願いします。
　http://uranai.nosv.org/u.php/novel/utahime1204/
(唐突なダイマ)

それでは、ここまでお付き合いいただき本当にありがとうございました！ またどこかでお目にかかれれば幸いです！

2019.11.08 角砂糖


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