6話 ページ7
あれからしばらく経ったが、どうやら逢沢は高柳先生にも何か言われたようで、宿題も度々するようになってきた。
高柳「彼女、最近良くなってきたのではないでしょうか」
放課後になって2人で話をしている時、高柳先生が唐突に言ってきた。
『あぁ…逢沢のことですか。えぇ、そうですね…少しは…すいません。少しトイレに』
いつもと違う所で話していた為、トイレへと向かう道中、1人の生徒にあった。
『あぁ、__君。どうかした?顔色悪いよ』
青白い顔の生徒に笑いかけた。彼の言葉を聞いた瞬間、先生を呼んでもらって急いで教室へと向かった。
ガラ、とドアを開ける。男子生徒が逢沢に襲いかかっていた。
「さ、逆美…?」
「なんだよ優等生。ノゾキかよ。変態だな」
『合意か』
先生が来るまでの間、何とか止めなければならない。
『本当に愛し合っての…切羽詰まっての逢瀬なら先生が来ても説明してやる。逢沢』
今にも泣きそうな逢沢に目を向け聞いた。
『合意なのか』
逢沢「…違う」
それを聞いた瞬間、男子と逢沢の間に入り、逢沢を庇う。
「でしゃばってんじゃねぇよ、優等生!!」
バキ、という音と左頬に強い衝撃。次の攻撃に備えた時、高柳先生に庇われた。
高柳「やめなさい」
庇うために抱き寄せられ、肩に左頬が当たって痛い。
高柳「私は喧嘩が起こっても、一方的に殴られても、暴力で止めることは出来ない。
異性の生徒に至っては落ち着くように背をさすってやることも出来ません。セクハラになってしまう」
高柳先生の手が俺の背中を小さくポンポン、と叩く。
高柳「お願いします。暴力はやめて下さい」
生徒は逆ギレして部屋から出ていった。高柳先生の手が解かれる。
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ももた。(プロフ) - 面白かったです続きが気になります! (2021年4月1日 2時) (レス) id: 485f6e79f8 (このIDを非表示/違反報告)
hiroakannna(プロフ) - お初です。ここは今から倫理です。自分も好きです!この小説が少し前から更新停止なのが残念です。もし出来たらでいいので続きが読みたいです。お願いします。 (2019年9月19日 15時) (レス) id: bc274ad562 (このIDを非表示/違反報告)
李虎。(りこ)(プロフ) - オリジナル作品タグ外した方がいいと思います。 (2019年4月28日 7時) (レス) id: 8440b613e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Kiyo | 作成日時:2018年8月18日 22時